北海道「根室医療圏」
二次医療圏
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地域によって様々な医師の転職市場。特に医師の募集状況や地域の特徴は二次医療圏ごとに異なります。
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北海道の二次医療圏「根室医療圏」の概要と特徴

1はじめに

〈根室医療圏とは〉
北海道の二次医療圏である根室医療圏は、北海道の最東部に位置する根室総合振興局管内の自治体で構成されています。該当するのは、根室市、別海町、中標津町、標津町、羅臼町の5自治体です。根室医療圏は根室総合振興局と同一のエリアで、南側が太平洋に接し、北東側がオホーツク海に突き出ていて、西側は釧路医療圏、北側はオホーツク医療圏と接しています。
根室医療圏の面積は約3,500平方キロメートル、平成22年国勢調査での圏内人口は約8万人です。
尚、北海道の三次医療圏は他の都府県が都府県単位であるのに比べ、北海道自体が三次医療圏として広過ぎるため、地勢や振興局の規模などから三次医療圏が別途設定されています。根室医療圏の場合、同じ二次医療圏の釧路とで三次医療圏「釧路・根室」が設定されています。

2根室医療圏の特徴

〈水産業と酪農業、観光業とで栄えているものの、交通の便は良くない実態があり〉
根室医療圏での基幹産業は主に水産業や農業、観光業です。水産業は、北洋のサケ・マス、サンマ、スケトウダラ、ホタテガイ等を主な産物とする漁船漁業、秋サケを主な産物とする定置網漁業及びコンブ、ウニ、アサリ等を主な産物とする採貝藻漁業が盛んで、北海道内での漁業生産のおよそ2割を占める水産業の一大生産地です。元々根室は北洋漁業の基地漁港として栄えていましたが、近年の国際的漁業規制によって沖合漁業の縮小を余儀なくされました。現在は沿岸での水産資源増を図る目的で、増殖場や魚礁漁場の整備や、サケ、ホタテガイ、ウニ、ニシン等の稚魚や種苗の放流の実施、更に新たな栽培漁業に適した魚の試験養殖事業も始められています。
また農業では酪農畜産業が盛んで、生乳生産量で全国の約1割、全道の約2割に相当する量の生産を行っています。観光業では、管内には、知床国立公園や野付風蓮道立自然公園など雄大で神秘的な4ヶ所の自然公園があり、世界自然遺産に指定された知床や、ラムサール条約登録湿地に登録された野付半島・野付湾、風蓮湖・春国岱などがあり、更にオオワシ、オジロワシ、タンチョウなど数多くの天然記念物の生息地となっていて、観光地としても有名です。
交通の面では、JR北海道のJR根室本線が、根室医療圏の中心地・根室市と釧路、札幌方面とを結んでいます。しかし移動に時間が掛かる上に、列車の便の本数も限られていること、そして根室市以外の4町では路線バスが唯一の公共交通機関となっていることで、医療圏内の移動については自家用車を利用するのが無難です。
道路については国道44号線が根室と釧路間を結び、他に国道243号線、国道244号線、国道272号線などが医療圏内を通っていますが、自動車専用道路は医療圏内にはありません。
年齢別人口比は平成22年国勢調査では、年少人口が14.1%、生産年齢人口が63.3%、老年人口が22.6%で、北海道全体と比較すると老年人口の割合が低く、その分年少人口が割合が高く、生産年齢人口はほぼ北海道全体と同じ割合です。

3根室医療圏の医療体制の状況

〈二次医療圏内ではすべての医療機能をまかない切れず、三次医療圏に依存〉
根室医療圏の中核病院としては市立根室病院がありますが、中核病院としては例えばがん診療拠点病院としての機能を一部しか持っていない、急性心筋梗塞での急性期医療を担う病院としての機能が無いなど、中核病院としての機能が不足している部分があります。従って多くの医療拠点を三次医療圏内の隣の二次医療圏である釧路医療圏に求めている実態があります。
根室医療圏内には、平成25年4月1日時点で7の病院との29の診療所を有しますが、中核病院機能の多くを隣の釧路医療圏に依存している状況から、北海道としては医療や保健等に関わる根室医療圏内の関係機関や団体がそれぞれ持っている機能を十分に活用するため、地域にある医療資源と結びつけることや相互に補完し合う体制を構築し、行政が主導を取って課題等の整理、連携体制の状況把握などの進行の確認等を行いながら、医療圏内のすべての住民が安心して医療受診可能な地域づくりを目指す行政方針を立てています。

4根室医療圏の医師の現状

〈医師不足の解消と救急医療体制の充実が医療圏の重要な問題で、長期的視野で対応中〉
平成22年末時点での根室医療圏の医師数は78人、人口10万人あたりでは96.8人で、北海道の229.0人及び全国での219.0人を大きく下回って道内の二次医療圏でも下から2番目の少なさです。根室医療圏での医療計画に基づく医療連携の構築を進めていくにあたり、現状の医師不足の解消が最優先の緊急課題として北海道の医療行政が対策にあたっています。
さらに根室医療圏の問題として、救急医療体制を整備・充実させることが挙げられます。救急病院に関しては市立根室病院及び町立中標津病院が二次救急医療の病院群輪番医制参加病院となり医療圏内の対応をしています。しかし根室医療圏内での救急自動車による搬送時間が1時間以上の救急患者の割合が平成24年統計で17.6%となっていて、北海道が掲げる全国平均の9.3%以下を維持する目標から大幅に上回っている現状があり、救急搬送される重症患者の生命に関わる問題となっています。
北海道としてもこの点を重要視していますが、現在のところは根室医療圏内に三次救急医療を担える病院が存在しないため、三次医療圏の釧路・根室での救命救急センターを担う市立釧路総合病院を含めて対応する方策を立案しています。
ただし、三次医療圏の釧路・根室には自動車専用道が現時点でまだ存在していないため、長期的な視野に立っての医療行政部門では市立根室病院を基地とする道東ドクターヘリの安定的な運航体制の構築が求められるのと同時に、釧路・根室三次医療圏全体の一般行政問題と併せて高規格な自動車専用道路の整備が必要となり、これらによって根室医療圏内でのより迅速な救急搬送体制の整備が可能となります。この点は長期的な視野での対応が必要なため、現時点での北海道の医療行政ではまずは医療圏内の現状の医療資源を有効に活用することから、医療根室医療圏内での医療機能の明確化と分担を促進するため、医療・消防等の関係機関との連携を推進することでの対応を行っています。

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