和歌山県「新宮」
二次医療圏
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和歌山県の二次医療圏「新宮」の現状と問題点

1はじめに

〈和歌山県の新宮医療圏の概要〉
和歌山県の二次医療圏である「新宮医療圏」は、新宮市、那智勝浦町、太地町、古座川町、北山村、串本町の1市4町1村からなる医療圏です。 本医療圏は和歌山県の南東部沿岸部から内陸にかけて位置し、紀伊山地の山々と太平洋の熊野灘に面するリアス式海岸からなり、奈良県と三重県に囲まれた飛び地と有人離島を含みます。
本医療圏の面積は約920平方キロメートル、平成22年国勢調査による人口は約7万4千人で、和歌山県全県と比較して高齢化率が34.9%と7ポイント以上高く、 人口の1/3以上が高齢者となっている高齢化が進んでいる医療圏と言えます。

2新宮医療圏の生活状況

〈古代から栄え、現在も林業や漁業、そして世界遺産の霊場や参詣道の観光業で有名な医療圏〉
新宮医療圏は、日本書紀に既に記載のある地名を持ち、古代から信仰の拠点として栄えていました。「徐福伝説」などの中国の歴史書にも記載が残る、 日本でも最も古くから栄えた地域のひとつです。
現在の本医療圏の基幹産業は、林業、漁業、観光業です。林業面では豊富な森林資源を持ち、良質の杉に恵まれた熊野材の生産地として名高く、 長年にわたって地域の経済を潤してきました。漁業面では、勝浦漁港がまぐろやサンマの水揚高を誇る太平洋岸の重要な漁港として有名です。
また観光業では、世界遺産登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の、「大雲取越え/小雲取越え/高野坂」等の熊野古道、西国観音霊場の那智山青岸渡寺、 熊野三社の熊野那智大社、熊野速玉大社など、古代以来人々の参詣と畏敬の対象になった有名寺社やその参詣のための道が観光資源となっています。
公共交通では、本医療圏内をJR西日本のJR紀勢本線が通っていて、沿線からは県庁所在地の和歌山方面に向かうことができます。 鉄道の沿線以外はバスの便になりますが、鉄道、バスとも本医療圏内を移動するには便数が十分ではないため、本医療圏内の移動手段には自家用車の活用をお勧めします。
一方で道路網の点では、本医療圏内の海岸線部分を国道42号線が通り、国道168号線や国道371号線等が本医療圏内外の各方向に通じています。 医療圏内は全般的に山岳地域が多いですが、山間部の各集落間を結ぶ生活道路はある程度整備されていると言えます。

3新宮医療圏の医療体制

〈救急医療体制の整備、特に症状に合った救急医療機関の利用と県を跨いだ地域連係が課題〉
新宮医療圏では新宮市立医療センターが中核病院の役割を受け持っています。本医療圏内には平成22年の厚生労働省医療調査によれば、病院9ヶ所、一般診療所76ヶ所があります。
本医療圏の医療体制の課題として救急医療対策があります。本医療圏の初期救急医療では、医療圏内の中心的自治体である新宮市にて開業医による在宅当番医制が整備されています。 しかし当番医が年々高齢化することにより、将来的にこの在宅当番医制の維持が困難になることが推測されます。
また第二次救急医療機関3病院の中で、設備が整った新宮市立医療センターへの負担が増大し、医療体制の疲弊が心配されます。 さらに第三次救急医療機関を担う医療機関が存在しておらず、また身近な第三次医療を担う救命救急センターまでも医療圏内から70km以上の距離があるために、 ドクターヘリ等の有効な活用を行う一方で、新宮市立医療センターの救命救急医療の機能のさらなる強化が求められています。
このように新宮市立医療センターへの負担の軽減と機能の強化の相反する課題があることから、和歌山県としてもこの点を重要な行政課題としていて、 本医療圏の医療体制を考える「医療体制検討会」の部会として「傷病者の搬送と受け入れの実施基準検討会」を発足して、 本医療圏内の医師会や救急告知病院、保健所、消防機関などの関係各所との検討会議を行い、初期救急を担う在宅当番医制をはじめとする 本医療圏の救急医療に対する現状把握と対策立案のための協議を行うこと、及び現行の第二次救急医療機関の負担の軽減を図るため、 救急医療の初診誘導についての適切な受診方法についての医療圏内住民への啓発活動に取組むことを施策としています。
更に、本医療圏は三重県や奈良県とも隣接していることから、現行に引き続き救急医療についての協力体制を継続し、 ドクターヘリの相互応援関係や各県の防災ヘリとの連係の構築を進め、救急医療についての地域的な不利が生じないような医療の確立を目指す施策を計画しています。

4新宮医療圏の医師数の現状

〈施策としての医師増と、またへき地医療についての医療連携体制の再構築が必要〉
平成22年の厚生労働省の医師・歯科医師・薬剤師調査によれば、新宮医療圏の人口10万人あたりの医療施設従事医師数は207.7人で、 全国平均219.0人や和歌山県全体の平均257.5人との比較でも不足しています。 さらに医療圏内にある山岳地帯とリアス式海岸の地形的な要因で、地域毎の医師数の偏在が予想され、医師不足と偏在の解消が課題となっています。
また本医療圏の現状として、へき地医療の問題があります。本医療圏には平成21年10月現在の和歌山県医務課調査で無医地区に認定されている地区はありませんが、 平成25年2月現在の和歌山県医務課調査で新宮市と古座川町に各4ヶ所、那智勝浦町と北山町に各1ヶ所の合計10ヶ所のへき地診療所を抱えています。
いずれも本医療圏内の紀伊山地の山間部内の地区に開設されているへき地診療所ですが、那智勝浦町以外では派遣形態が自治体であり、 また医療圏内にへき地医療拠点病院が現在は設定されていない現状があり、へき地診療所医師での代診医師の安定した確保等が課題となっています。 和歌山県としてはこのような課題を解消するために、「へき地医療の体制の整備」及び「へき地医療に携わる医師の確保」、 そして「へき地医療の普及・啓発」の3点の面にて対策を行っています。
「へき地医療の体制の整備」については、和歌山県が設置した「へき地医療支援機構」を中核として、 具体的なへき地診療所の支援方法やへき地医療拠点病院の設置のための整備についての検討を医療体制検討会にて検討をしていくこと、 「へき地医療に携わる医師の確保」については、現状の医療事情を更に悪化させないように、県と連携した取り組みを行いつつ、 医師の本医療圏への定着を促すような長期的な計画を協議検討すること、「へき地医療の普及・啓発」については、 医療従事者、医学部学生、及び県民に対しての県のへき地医療の取り組みの情報発信を行うことで、へき地医療への理解を深めてもらうことをそれぞれ施策としています。

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