秋田県「大館・鹿角医療圏」
二次医療圏
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秋田県の二次医療圏「大館・鹿角」の現状と問題点

1二次医療圏「大館・鹿角」とは

〈秋田県の内陸北東部で、青森県と秋田県に接する医療圏
秋田県の二次医療圏である「大館・鹿角医療圏」は、大館市、鹿角市、小坂町の3つの自治体から成り立っています。本医療圏は秋田県の中では北東部に位置し、青森県や秋田県都との県境を有する内陸部にあり、大館盆地を中心として米代川やその支流の流域にあたる医療圏です。
本医療圏の面積は約1,800平方キロメートル、平成22年国勢調査時点で人口は約12万人、年齢3区分別の割合は年少人口が約11.4%、生産年齢人口が約56.2%、老年人口が約32.3%となっていて、秋田県の平均割合と比較して老年人口の割合が3ポイント弱多く、その分生産年齢人口割合が少ないです。

2大館・鹿角医療圏の生活状況

〈特に明治から昭和に掛けて鉱山で栄えた地域で、農林業、観光業や新産業も盛んな医療圏〉
大館・鹿角医療圏は、大きく分けて3つの生活圏から成ります。大館市、鹿角市の花輪地区、小坂町です。いずれの地区も江戸時代以降昭和時代までは全国有数の規模の非鉄金属分野の鉱山を持ち、鉱山で働く労働者やその家族で人口も多く賑わっていました。特に小坂町には明治時代に鉱山労働者のための娯楽施設とて建設された芝居小屋「康楽館」が最古の現存する木造芝居小屋して国指定重要文化財と指定されるなど、鉱業全盛期当時のこの地区の繁栄さを物語る史跡として有名です。現在ではほとんどの鉱山が閉山していますが、一部では鉱業で培った技術を応用して「様々なリサイクル製品から非鉄金属を回収・分別して再生生産する」新しいリサイクル金属産業が脚光を浴びていて、世界中の今後の金属産業界の注目を集めています。
また本医療圏では農林業も盛んです。主要生産物は「秋田杉」ブランド名が付いた建築用の杉木材、「あきたこまち」のブランド名が付いた米、トマトや大根などの野菜、「比内地鶏」というブランド名の付いた地鶏産品など多種に渡ります。また本医療圏が青森県の十和田湖に面していることから、十和田湖のヒメマス養殖や十和田湖周辺で栽培されるりんごも本医療圏の特産品となっています。
さらに近年は、「十和田八幡平国立公園への秋田県側からの入り口」という点や、鉱山開発時に湧き出て観光地として開発された「温泉地」という点での観光業も盛んです。
道路交通網は、東北自動車道が本医療圏内に4つのICを有し、更に秋田自動車道が本医療圏内で東北自動車道に接続していることで、特に仙台市、盛岡市、弘前市などの秋田県外との交通の便が良好です。ただし一方で県庁所在地の秋田市とは、一般国道である国道7号線、国道285号線を介する道路網しかなく、あまり交通の便が良いとは言えない現状が有ります。
鉄道路線は、JR東日本の奥羽本線が本医療圏内の大館市を通過していて、大館駅が本医療圏の拠点駅となっています。またJR東日本の花輪線が大館駅から岩手県の好摩駅まで通じ、列車が盛岡駅にまで乗り入れているため、鹿角市、大館市からは盛岡駅に向かうことが可能です。鉄道の廃止された小坂町や大館市、鹿角市の鉄道沿線以外はバスの便が普段の足となりますが、鉄道、バス路線とも便数が生活する上での必要最低限のため、自家用車を利用して医療圏内を移動するのが効率的です。
尚、隣接する北秋田医療圏に「大館能代空港」があり、現在は羽田空港との直通便が運行されています。

3大館・鹿角医療圏の医療体制

〈救命救急医療において、地理的条件にて秋田県内で医療が収束しない問題点が課題〉
大館・鹿角医療圏では大館市立総合病院が中核病院の役割を担っていて、かづの厚生病院や秋田労災病院が中核病院の一部機能を支援しています。これらの病院を含め、本医療圏内には平成24年10月1日時点の大館保健所調査で、病院10ヶ所、一般診療所72ヶ所が存在します。
本医療圏の医療体制の課題として救急医療体制の点があります。上記3病院が二次救急医療体制に基づく救急告示病院に指定がされているのですが、三次救急を担うべく救急救命センターが圏内に設置されていないことから、本医療圏内で重篤救急患者の発生時は一度救急告示病院への搬送後に救急救命センターへの転送を行う措置を取っています。しかし例えば平成24年1月23日~同年10月31日の秋田県医務薬事課の調査によれば、圏内の重篤救急患者のドクターヘリ使用搬送25件のうち、4割に該当する10件が秋田県外への搬送となっていて、県外の救命救急センター依存度が高い点が本医療圏及び秋田県の医療体制の課題となっています。
その要因として本医療圏は地理的に救命救急センターを抱える病院が県内の秋田市よりも県外の弘前市の方が近いという現実、更に弘前市の救命救急センターである弘前大学医学部附属病院が「高度救命救急センター」の機能を持っていることなどから、「より速く、より高度な医療を」という救命救急医療の視点では仕方がない部分もあります。データは存在しないものの「救急車による三次救急への救急搬送」を考察すると、大館市の中核病院である大館市立総合病院を起点とすると、弘前市の救命救急センターである弘前大学医学部附属病院への陸路は地図上では約50kmで東北自動車道が通じているのに対し、秋田県の救命救急センターである秋田赤十字病院までは約110kmと倍以上の距離があり一般道が半分位以上の距離を占めるため、一刻を争う救急搬送においては県外の救命救急センターを利用せざるを得ないとも言えます。
秋田県としてもこの点が医療行政での問題点と認識していて、将来的には三次救急医療機能を担う医療機関が現時点で未整備となっている本医療圏及び北秋田医療圏、能代・山本医療圏の3医療圏で構成される県北地区での地域救命救急センターの整備推進のための検討を行っていますが、現時点では医療圏内の中核病院での二次救急医療の充実を行い、秋田県内での医療完結を目指す施策を実施しています。

4大館・鹿角医療圏の医師数の現状

〈医師数不足の解消と、無医村地区やへき地医療の充実が重要な行政課題〉
平成22年12月末現在の厚生労働省の調査によれば、大館・鹿角医療圏の人口10万人あたりの医師数は154.8人で、全国平均219.0人や秋田県全体の平均213.6人との比較でも低い値となっていて、医師の不足解消が急務となっています。
また本医療圏の現状として、無医地区及び準無医地区が存在する点が挙げられます。厚生労働省の「平成21 年無医地区等調査」によれば、秋田県の二次医療圏では無医地区と準無医地区の合計21地区のうちの4ヶ所が本医療圏内に存在し、秋田県の医療圏の中でも2番目の多さとなっています。また秋田県医務薬事課の平成24年4月1日時点の調査によれば、へき地診療所等の設置も本医療圏では行われていない現状があります。
このような点を秋田県も十分に認識して医療行政の課題としていて、「へき地診療所の安定的な運営」に対する支援、へき地医療拠点病院への支援、市町村等が行う患者輸送事業の支援を推進、更には遠隔医療ネットワーク等の情報通信技術(ICT)を活用した診療支援策の検討により医療の地域間格差の解消やへき地医療の質の向上を図る等の施策を実施しています。
このような施策が実施されることで、本医療圏内の病院や一般診療所で働く医師への負担も軽減することとなります。また現在は鉱山の閉山により人口低下が顕著な本医療圏も、今後は「非鉄金属のリサイクル金属産業」が世界中から注目を浴び主要産業としての発展が期待される中で、新産業に携わる流入人口の増加も期待されます。そのために医師の需要も今後より増加する医療圏となるでしょう。

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