岩手県「二戸医療圏」
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岩手県の二次医療圏「二戸」の現状と課題

1二戸医療圏の概要

〈岩手県最北部の馬淵川の流域地帯にあり、4つの自治体で形成される医療圏〉
岩手県の二次医療圏である二戸医療圏は、岩手県北端に位置する医療圏です。西側を奥羽山脈の山々、東側を北上山地北部の丘陵地帯に挟まれて、南北に流れる馬淵川の流域に存在する医療圏で、平成の大合併以降の現在は二戸市、軽米町、九戸村、一戸町の4つの自治体からなります。
本医療圏は、面積が約1,100平方キロメートル、平成24 年10 月1日現在の岩手県毎月人口推計は約5万9千人です。年齢三区分では、年少人口が11.1%、生産年齢人口が56.2%、老年人口が32.7%で、岩手県全体と比較して高齢化が進行している医療圏です。

2二戸医療圏の特徴

〈米や野菜、雑穀等の農業が中心産業で、近年は観光業にも力を入れはじめた医療圏〉
二戸医療圏の主産業は農業です。馬淵川の豊富な水を利用した農業が盛んで、稲作を中心として雑穀類、にんにく、ねぎ、根菜などが主要農産物となっています。また畜産業も盛んで、軽米黒毛和牛の生産地としても有名です。また近年は観光分野でも、東北地方有数の温泉街である金田一温泉郷を本医療圏内に持つとともに、奥中山スキー場などのリゾート施設やキャンプ場、折爪五滝などの自然そのものの観光資源があり、近年賑わいを見せています。
公共交通は、JR東日本の東北新幹線の二戸駅があり、県庁所在地の盛岡市や東北随一の都市仙台市、及び首都圏方面への交通は至便です。また第三セクターのいわて銀河鉄道が本医療圏内を走っています。鉄道沿線以外はバスの便になりますが、鉄道、バスとも便数に限りがあるため、本医療圏内では自家用車の利用をお勧めします。
一方で道路網は、自動車専用道として東北自動車道から分岐した八戸自動車道が本医療圏内を南北方向に縦断し、4つのICを本医療圏内に持ち、東北各地方へは乗用車で容易に移動できます。一般道では国道4号線や国道340号線を中心に、本医療圏の内外に向けて国道や県道が整備されているので、西部の奥羽山脈部分以外では道路網はある程度整備されています。

3二戸医療圏の具体的医療体制の現状

〈高齢化に対応した療養支援が、この先の本医療圏の課題となるため対策実行中〉
二戸医療圏では中核病院の役割を岩手県立二戸病院が担っています。厚生労働省の平成23 年10月1日現在の医療施設調査によれば、本医療圏内には3の病院と31の一般診療所があります。
本医療圏の問題は、医療福祉と連携した高齢社会に対応した療養支援という点があります。岩手県が算出した人口推計では、今後10年ほどの期間は高齢者人口の増加があり、その後高齢者人口は減少に転じるものの、同時に高齢者を支えるべく65歳未満の生産年齢人口の大幅な減少が問題になると考えられています。そのために在宅や施設での療養を支える医療体制は、高齢者人口や家庭介護力の将来の推計を踏まえる一方で、「在宅での療養を望むか/在宅で亡くなることを望むか」のような住民の希望を取り入れながら行政の方針を立てる必要があります。
また、医療機関での入院から施設や在宅への移行では、末期がんのケースなど医療や福祉、介護のサービスを必要として在宅に移行する場合が増加していることで、患者にとって必要なサービスが円滑かつ柔軟に提供されるように施設や在宅での療養を支える体制や、関係施設等を取りまとめるコーディネート機能を充実する必要が生じています。
岩手県としても行政の問題としていて、県立二戸病院地域医療福祉連携室を事務局として、二戸市、一戸町、軽米町の医療機関と訪問看護ステーションや介護・福祉施設が参画して医療・介護の情報共有とサービス提供レベルの統一を目的にして発足した連携研究会である「カシオペア地域医療福祉連携研究会」を中心に、療養者に対するケア及び終末期やリヴィングウィル等への研修や研究を行うこと、住民の医療や介護、福祉に関する意向の把握の検討を行うこと、本研究会を中心として脳卒中地域連携パスの作成など患者の入退院時の医療連携や在宅療養を支援するために必要な情報共有システム構築についての研究開発を行うこと、今後の増加が見込まれる在宅療養を支えるサービスの提供元である訪問看護ステーションの人材育成及び事業所の充実を行うこと等を施策としています。

4二戸医療圏の医師の現状

〈医師不足の解消と、脳卒中と糖尿病でのSMRが高く治療と予防の側面での対応が課題〉
厚生労働省の平成23 年医療施設調査によれば、二戸医療圏の人口10万人あたりの医師数は100.2人で、全国での230.4人はもとより岩手県全体での193.7人との比較でも極めて低い値となっています。医師の増加に向けて県の早急な行政対応が必要です。
また本医療圏の問題として、5疾病の中で脳卒中及び糖尿病への対策があります。岩手県は脳卒中による死亡率が全国一高く、その中でも本医療圏は脳卒中の発症率が高く、死亡率は県内9圏域の中で2番目に高くなっています。全国との比較となるSMR(平成19~23 年)では男性が140.3、女性127.3となって、男女とも極めて高い値となっています。
一方で増加が問題化している糖尿病による死亡は、SMR(平成19~23年)では男性が124.3、女性が101.5ですが、男女とも岩手県内で最も高く、脳卒中に加えて糖尿病の予防が本医療圏での健康課題となっています。この点は岩手県でも十分に認識していて、死亡率の減少へ向けての行政施策を行っています。
まず予防という側面からでは、脳卒中、糖尿病ともに予防が大切であり、肥満や高血圧などの生活習慣病の予防に若年期から重点的に取り組む必要があることで、高校生等に対する生活習慣病予防教室を県教育委員会と市町村とが連携して実施することや、家族、地域を含めて生活習慣病の予防の取組が行われるように、養護教諭や市町村保健師等の保健指導担当者に対しての研修の実施を施策としています。
また治療の側面では、生活習慣病を早期発見して必要な場合に医療との連携を行うために、健診を周知徹底することや受診者の利便を向上すること、受診者の中で必要となった精密検査の100%受診を目指した医療機関受診状況の確認のように、健診の事後の指導を徹底することを施策としています。更に脳卒中の場合、発症する前兆となる症状や緊急の受診を必要とする症状について、医療圏内の住民に対する指導啓発に取り組み、症状が現れた際に早期受診が可能となるよう指導を進めることを施策としています。
このように本医療圏では、生活習慣病に関して地域住民に寄り添うかかりつけ医の需要が、今後ますます増える見込みです。

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