三重県「中勢伊賀」
二次医療圏
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三重県の二次医療圏「中勢伊賀」の現状と課題

1中勢伊賀医療圏の概要

〈三重県の最南部、紀伊半島の南東部で海に面した地域に存在する医療圏〉
三重県の中勢伊賀医療圏は、三重県中部にある津市、伊賀市、名張市の3市で構成されています。本医療圏は伊勢湾に面した東部から、西部は伊賀盆地の奈良県との県境に達する地域まで含んでいます。 本医療圏は、面積が約1,400平方キロメートル、平成23年10月1日時点の三重県月別人口調査による人口は約46万人です。
年齢三区分では、年少人口が9.5%、生産年齢人口が55.5%、老年人口が34.9%となり、三重県全体と比べて少子高齢化が進行しています。 本医療圏は伊勢湾に面した伊勢平野と内陸部の伊賀盆地、そしてその間にそびえる急峻な布引山地からなり、旧・伊勢国中部の津市に旧・伊賀国を含んだエリアに該当します。
尚、三重県では二次医療圏は4ヶ所設定されていますが、社会的な日常の生活圏、歴史的な地域文化の背景、行政圏域との整合性を図る目的で、 二次医療圏内に二次医療圏を補助するための「サブ医療圏」を設置している医療圏があり、本医療も旧・伊賀国部分の伊賀市と名張市で「伊賀サブ医療圏」が設定されています。

2中勢伊賀医療圏の特徴

〈県庁所在地の津市と旧・伊賀国からなり、造船や製菓、陶器など製造業が盛んな医療圏〉
中勢伊賀医療圏は、平成の大合併の時期に津市と伊賀市に周辺市町村が合併される形となり、現在の3自治体で構成されています。
本医療圏は旧・伊勢国の津市と旧・伊賀国の2自治体からなっていますが、伊賀サブ医療圏を形成する旧・伊賀国の伊賀市と名張市は古代以来交通の面や水系の面で滋賀県や奈良県、 及び関西地区とのつながりが深く、また県庁所在地である津市との間にも急峻な布引山地が横たわることもあり、三重県内でも他の地域と比較して独自の分化を持っていて、 特に現在では「大阪地区のベッドタウン化」により県庁所在地の津市を含む東海地方よりも関西地方の影響を強く受けている地域になっています。
本医療圏には三重県の県庁所在地である津市があり、三重県の行政の中心地となっています。 また主要産業は工業で、工業生産高では津市の沿岸部にある造船や鉄鋼の製造業が秀でていますが、一方で有名な菓子メーカー複数が津市内に工場を構えるなど、製菓業でも有名な地域となっています。 さらに伊賀サブ医療圏では中世に製造が始まった陶器の伊賀焼が現在も盛んに製造されているなど、伝統工芸品の製造も盛んです。
公共交通は、JR東海のJR紀勢本線、JR西日本のJR関西本線、近畿日本鉄道の近鉄名古屋線、近鉄大阪線が本医療圏内を貫通しています。 他にもJR東海のJR名松線や第三セクターの伊勢鉄道、伊賀鉄道が本医療圏内を通っています。本医療圏内の多くの地域はこれらの鉄道や鉄道に接続するバス便により交通が至便です。 一方で道路網は、自動車専用道として伊勢自動車道が本医療圏内を縦断して、本医療圏内に4ヶ所のICを持ちます。
一般道では名阪国道と呼ばれる国道25号線や、国道23号線、「初瀬道」と呼ばれる旧街道の国道165号線を軸として、本医療圏内外に国道や県道が張り巡らされています。 津市と伊賀サブ医療圏の間を隔てる布引山地地区以外では、交通網も整備されています。

3中勢伊賀医療圏の具体的医療体制の現状

〈伊賀サブ医療圏での、二次救急医療の確保や三次救急医療の効果的な運用が課題〉
中勢伊賀医療圏では中核病院の役割を、疾病や事業毎に三重大学医学部附属病院や国立病院機構三重病院、国立病院機構三重中央医療センターが分担しています。 平成26年7月時点での地域内医療機関情報の集計値によれば、本医療圏内には30の病院と351の一般診療所があります。
本医療圏の問題として、伊賀サブ医療圏での救急医療の確保の問題があります。本サブ医療圏の二次救急医療については3病院にて病院群輪番制を維持していますが、 近年常勤医師数の減少が顕著となっていて、輪番制の維持が難しい状況になりつつあり、二次救急医療体制の再構築が課題となっています。
また三次救急医療では救命救急センターを有する三重大学医学部附属病院や、小児救急医療拠点病院の国立病院機構三重病院を利用することになっていますが、 いずれの病院も津市内にあるために、患者の搬送時に布引山地を越える長時間の搬送を余儀なくされるという現状があります。
この点も三重県も問題を認識していて、本サブ医療圏における二次救急医療体制については病院群輪番制を担う3病院の機能の強化を行うこと、 及び疾病毎の救急医療での機能分担を推し進めることで、病院群輪番制の強化を図ることを施策としています。また三次医療については、 三重県ドクターヘリの有効的な活用を図るために、本サブ医療圏での救急医療体制を協議する会議で救急搬送の有効なネットワーク構築に向けた検討を行い、 訓練の実施や地理的に近い近隣県との連係等によって、円滑かつ効果的なドクターヘリの運航体制強化を行うことを行政での施策としています。
前にも書いたとおり「大阪地区のベッドタウンとしてのニーズが高い」伊賀サブ医療圏ですが、それによる人口増に合わせた医療資源の強化を行う必要があります。

4中勢伊賀医療圏の医師の現状

〈医療圏内の医師の偏在と、がんの療養医療についてリハビリテーション体制の整備が課題〉
平成22年医師・歯科医師・薬剤師調査よれば、中勢伊賀医療圏の人口10万人あたりの医師数は、伊賀サブ医療圏では113.8人、伊賀サブ医療圏を除いた本医療圏では323.0人と 、全国での219.0人はもとより三重県全体の190.1人と比較すると「伊賀サブ医療圏では大幅な不足、伊賀サブ医療圏以外では充実」と極端な偏在が見られます。 伊賀サブ医療圏の医師の確保が本医療圏の重要な行政課題となっています。
また伊賀サブ医療圏以外の本医療圏は全エリアが県庁所在地の津市にあたり、「医師養成病院」である三重大学医学部附属病院をはじめ「臨床研修」が可能な病院が数多く存在することが、 医師数が多い原因と考えられます。平成の大合併によって津市の市域が大幅に増えている点からも、今後は津市内の医師の偏在についての検証が必要となります。
また、本医療圏が抱える問題として「がんの療養医療」の問題があります。 平成24年1月現在での厚生労働省の統計「診療報酬施設基準の届出状況に関する集計結果」によれば、 本医療圏でがんの療養患者に対して嚥下や呼吸困難等の日常生活に支障を起こす障害を軽減するための「がんリハビリテーション」を実施している医療機関が無く、 本医療圏のがん患者が在宅療養でのがん治療において、通院に支障をきたさない身近でのリハビリテーションが行える医療提供体制を整備することが必要となっています。
三重県としてもこの現状を解消するために、がんの療養医療についての様々な取組みを行っています。 まずは本医療圏内のがん患者が家庭や住み慣れた地域での療養が可能なように、がんの診療が行える一般診療所や訪問看護ステーションの充実を図り、 地域での在宅医療体制を強化することを施策としています。
またがん治療においての副作用や合併症の予防、もしくは症状の軽減を目指し、がん患者がよりQOLを向上できるようにリハビリテーション機関の整備及び促進等の、 病院や診療所のみならず介護等の職種間での連携の推進を行うことを施策としています。

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