臨床研修の指定病院選びは慎重に

数年前まで、医学部を卒業後は出身大学の医局に進み、専門科を選び研修を受けるのが一般的でした。しかし、それでは1つの診療科目の知識しか得られず偏ってしまうという理由で、2004年から臨床研修という新制度が設けられました。

臨床研修とは、自分で病院を選び、医師免許取得後の2年間、研修医として複数の診療科目を巡って研修を受けるというものです。これによって1つの診療科目に偏ることなく、いろいろな診療科目の知識や経験が身につくことができるようになりました。

臨床研修先は自分で選ぶことができますが、指定病院のなかから選ぶことが条件となります。しかし、指定病院といっても全国に約900件もあるので、そんなに悩むことでもありません。ただ、都市部の病院に人気が集中してしまい、地方の病院では研修医不足に陥っている点も問題視されています。

臨床研修には、初期と後期があります。初期臨床研修は内科・救急部門・地域医療の3科目が必修となっており、外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科から2科目を選び研修することになります。臨床研修が導入された当初は、内科・外科・救急(麻酔科を含む)・小児科・産婦人科・精神科・地域保健(医療)の7科目が必修となっていたので、それに比べれば今は大分楽になったのではないでしょうか。そして初期を経た研修医たちは、専門分野の医療技術や知識を身に付けるために1つの分野に絞り、後期の研修を行うこととなります。初期、後期を2年間で修了し、晴れて医師としてスタートできます。

まずは指定病院、つまり研修先を選ぶことから始めることになりますが、この時が最も重要です。これから先、医師としてどのようになるのか、ここで決まると言っても過言ではありませんね。

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