日本とアメリカにおける病院の当直体制の違い

病院には医師による当直、看護師、事務の外来当直、看護師の入院病棟夜勤があります。大きな病院になると24時間急患対応となるので、どれもが日常業務の延長となります。

しかし、近年問題となっているように、医師が病院で当直をした後、引き続き通常の外来診療などを行うことが当然の様になっているのです。就労時間に関して定められた協定がありますが、現在の日本の医療機関は、ルールがあってないような状態なのです。

アメリカでは医師の勤務時間は厳しく守られ徹底的に管理されています。規則によると、病院での当直は1週間に3回以下、当直の翌日は6時間勤務、1週間に1日は24時間の休日が保障されています。さらに出入り口では、病院に入った時間と出た時間が管理され、決められた時間に出なかった場合、解雇になる可能性もあります。この場合、医師に超過勤務させたとして病院が不利な立場に追い込まれるため、病院側は医師を定刻に帰すように必死で努めています。

そのため医師は、時間内に患者を診察、処置を行い、オーダー、カルテを入力し、先輩医師から承認を貰わないといけません。のんびりしていると、時間内にカルテの入力が終わらなかったり、オーダーも途中となり中途半端な状態のまま、強制的に病院を出されたりすることとなります。このようなケースでは、医師は診療能力不能と評価され、解雇となってしまいます。

規則があっても見て見ぬふりをする日本においては、早急にITを駆使して、医師の勤務体系、勤務時間、就労体制を厳しく守り、徹底して効率的な診療内容を確立する必要があるでしょう。

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