女医の妊娠

昨今、女性のワークライフバランスはもはや永遠のテーマになっています。
女性が社会に出てキャリアや技量を身につける時期が、生物学的な妊娠・出産の適齢期とぴったり重なっているため、女性医師をはじめ、働く女性の産み時は難しいと言われているのです。

例えば、女医の妊娠を例にとってみると、現役で医学部に入学して卒業したとして、その時点で25歳です。医師免許を取得して、臨床研修など一通りの研修を終えて一人前になる為には、おおよそ5年はかかりますから、そうするとすでに30歳。ようやく一人前になってこれからというときには、高齢出産になる35歳が目前という状態になるのです。したがって、研修中に子供を産むという選択をする人もいますが、その後一人前にならないままという女性医師も珍しくはありません。

近年、医師国家試験合格者に占める女性の割合が30%を超え、今後も女性医師の活躍は増えていくと予想されており、女医の妊娠・出産による休職によって医師不足に拍車がかかってしまうというのが実情となっています。実際、職場に迷惑がかかるから妊娠しにくいと感じている女医も大勢いれば、同じ職場の女医が妊娠して抜けたために負担がさらに増え、大変な勤務体系になっている医師も大勢います。

女医はきちんと人生設計をし、医師としてのキャリアを尊重するべく、育児や子育て支援サポートや女医の復職政策をうまく活用し、結婚をはじめ妊娠・出産・子育てを経てもなお医師としてのキャリア継続を諦めず、ワークライフバランスのとれた仕事と生活の実現が叶えられるようにしたいものです。

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