後期研修医の就職
後期研修医の就職に関してですが、どのようにして病院に就職するのでしょうか。医師の後期研修は、初期研修が臨床研修として法令や厚生労働省の省令で明記されているのと違い、具体的に明記されてはいません。
後期研修医を募集している医療機関は、その年数や内容、待遇まで任意に決めているのです。年数においては、『5年間研修』もあれば『1年毎に契約更改』というものまで様々です。
また、応募する初期研修医師も任意性があり、2年間の初期研修終了後、大学の医局に戻る、あるいは市中病院の後期研修に進んでも良いのです。自分がなりたい医師像、そのために適する場所を選んでいくのです。
このように3年目以降の医師の待遇は複雑になってきます。初期研修終了後に大学医局に入り市中病院に配属された医師は、例えば『内科医師』のように、後期研修医を名乗らない場合が多いのが現状です。
しかし同じ病院の後期研修医に応募した医師は、そのまま後期研修医と名乗ります。同じキャリアであっても、後期研修医と医師が混在する可能性もあるのです。以上のことを踏まえると、2年の初期研修終了後、市中病院の後期研修に進んだケースでは、病院を選ぶ際に当然そのまま就職することも考えるので、待遇がよければそのまま就職となります。
しかし待遇が悪ければ違う病院に変わるでしょう。また、2年間の初期研修終了後、大学病院の医局に入局したケースでは、医局により配属先の病院が決まります。その場合、自分が希望するような病院であり、待遇も良ければ、その病院に就職するということになります。
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