医師の当直の実態

医師の当直に関する最新の情報は「医師の当直の実態とは？1,649人の医師のアンケート回答結果」に掲載しています。こちらも併せてご覧ください。

医師と聞くと、皆さんはまずはどのような医師を思い浮かべるでしょうか。医師にもいろんなタイプの医師がいると思います。病院に勤務する医師、そして自分で開業する医師もいます。自分で開業すると時間や診療日など自分で決めることが出来るため、比較的時間の余裕もうまれやすいですが、大きい病院などに勤務する医師については、時間の拘束が長いことや、その割に給料は少ないことなど大変な部分も多いです。

開業する医師に関しては大きい病院というよりは町医者のような規模のものが多いので、当直がないことが多いですが、大きな病院に勤務する医師については、当直があることがほとんどだと思います。当直とは、入院中の患者にいつでも医師が対応できるように、病院に夜間や休日に勤務することです。大きな病院だと患者の数が多いのにもかかわらず、近年の医師不足のせいもあるせいで、中には１日働いた後に夜間の当直に入りそのまま、またふつうの勤務をするようなこともあります。

このようなことがあるために、大きな病院に勤務する医師は拘束時間が長いのです。そしてこんな実態があっても、高齢化で患者が増えるのに対して医師が増えず、その負担が在籍している医師にふりかかってきます。これでは、大きな病院に勤める医師は本当に割に合わない仕事内容になってしまいます。

しかしながら、大きな病院に勤めるほとんどの医師は患者を救いたい、手助けしたいという正義感から続けていると聞きます。このような状態を打開するためにも、当直などの制度も立て直しが必要になってくると感じました。