在宅医の現状について

寝たきりのお年寄りが現状、医院に治療を受けに行くことは非常に困難です。親族の方に連れてきてもらうにも限界があり、自宅へ医師に来診してもらうということが可能です。また、かかりつけの医師に通院できていた高齢者が体調を崩したり、入院したり、身体を悪くしたりで、自力では通えなくなってしまったときなども同じく医師の往診の制度を利用することが出来ます。

この診療形態は、高齢化社会が進むにつけますます増えてきました。

介護保険の普及に伴い、この高齢者の在宅医療は大変需要が多く、増えてきました。が、折からの医師不足で、供給がなかなか
難しく、都心や県庁所在地では比較的見つけやすいのですが、地方都市での在宅医探しはかなり厳しい現状です。

理想的なのは、自宅と医院が自動車で30分以内の範囲です。それ以上になると、緊急時に医師の出動がかなり難しくなります。
このあたりで、地方都市の山間部の患者には、医師を探すことがかなり難しい課題になります。

在宅への往診というのは、保険点数が通院に比べ、大変高いです。

「往診料」「検査代」「薬代」「処置の料金」「注射代」そして「交通費」・・・などが主な費用ですが、緊急に往診するような場合、夜間の
往診・深夜の往診などはさらに費用がかかる仕組みになっています。

医師の中には、「時間の拘束はあるけれども点数が高いので・・・」 という理由で、在宅医のサービスを始める人も多少はいるのが現状です。

しかし、10年20年とずっとかかりつけで通い続けてくれていた患者が、来院できない状態になり、「自宅で診療を受けたい」と切願されると、医師としても希望をかなえてあげたい と思う気持ちが生まれるのは当然です。患者のためにも、地域医療の推進のためにも始めよう 
という決断をする若い開業医も増えてきました。

在宅医を見つけるには、入院時であるならばその病院のソシアルワーカー、自宅療養の場合は、役所の介護保険窓口や、訪問看護ステーションなどで相談窓口があり、資料はもらえます。

近隣のクチコミなども聞けるのであれば利用し、親身になってくれる医師を積極的に見つけましょう。

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