勤務医と激務と健康
医師というのは、常に患者の容体の急変に対処する必要があります。また、救急病院になると、24時間急患の受付を行わないといけません。
そうすると夜勤などを担当することもあって、休む暇がなくなる可能性があります。
実際、勤務医の間では、激務のせいで自分の健康に不安を抱いている人もいるといいます。
実は週に60時間を超える勤務時間になると、過労死の危険性が高まるといわれています。この60時間というボーダーラインを超えている医師は全体の4割近くに達するといわれています。
ちなみに労働政策研究・研修機構というところが調査したデータによると1週間当たりの医師の平均勤務時間は53.2時間となっています。
60時間のボーダーぎりぎりといえます。
このような激務にさらされている勤務医は、自身の健康に不安を感じているといわれています。勤務医の中で、49.2%が健康不安を感じているといいます。
さらに、不規則な勤務となるので、なかなか睡眠時間を確保できないでいる人も多いです。
そこで勤務医のうち、45.5%が睡眠不足を感じていると回答しています。
そして、疲労を感じている勤務医は、実に6割を超えるような状態になっています。
このため、勤務医は激務の環境下にあることは、否定できない事実といえます。過労死のリスクがあることはもちろんですが、疲労が抜けない状態で勤務を続ければ、どうしても注意力散漫になってしまいます。
そうすると、医療ミスが発生する可能性も高まってしまいます。
その結果、医療事故が皆さんの身に起こるとも限らないということになってしまうわけです。
メディウェルは、医師の”QOL”と”働く”を応援します。
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