地域によって様々な医師の転職市場。特に医師の募集状況や地域の特徴は二次医療圏ごとに異なります。 広島医療圏での転職成功のため、医師転職ドットコムが徹底調査した地域別の転職お役立ち情報をお届けします。
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〈広島の中心部となる広島市を含んだ二次医療圏〉 広島二次医療圏は中心となる広島市、安芸高田市の2つの市と府中町、海田町、熊野町、坂町、安芸太田町、北広島町の7つの町から構成されています。 広島市は広島県の県庁所在地であり、100万人を超える人口を誇り、広島県内で最も多くの人口を抱え、県の西部に存しています。 また広島市は太平洋戦争末期に歴史上初めて原子爆弾が投下された場所として、世界的にも広く知られている土地です。
〈バスや鉄道の発達しており、移動も便利〉 広島には山陽新幹線の駅が開通しており、九州、大阪方面への短時間での移動が便利となっています。 新幹線を使えば広島から博多までは一時間ほどで着くことができ、大阪までは一時間半ほどで向かうことができます。 広島市内には東西南北に向かうバス路線が張り巡らされており、バス用のフリーパスや定期券などが販売されています。 また、広島市内を巡る鉄道網も発達しており、市内に張り巡らされた本線、宇品線、白島線、横川線、江波線、皆実線、宮島線に乗ることで、市内の様々な場所へ難なく移動出来ます。 また、安芸高田市と広島市はJR線で連絡しており、安芸高田市の駅から広島市の中心部まで乗り継ぎせずに向かうことができます。 自動車での移動では広島県の各地から山陽自動車道から広島高速一号線を経由して広島中心部に向かう方法、中国自動車道から広島自動車道を経由し、 広島高速四号線から中心部に入る手段があり、都市部への様々なアクセス方法が存在しています。
〈高齢者のための医師が必要とされている現状〉 広島二次医療圏は広島の二次医療県としては最大のもので、広島県内の46%もの人口を抱えています。広島市内では65歳以上の人口を表す高齢化率は22%程度と、 ほぼ平均的な数値(全国平均23%)となっていますが、安芸高田市では32%、北広島町では35%と都市部から離れるにつれ高齢者の割合は高くなり、そういった地域では高齢者のための医師が必要とされています。 また、小児科では広島市立舟入市民病院が24時間体制で休み無く、小児の診断を行っています。 広島市立舟入市民病院も夜間診療で小児の診察を行っていますが、立舟入市民病院では診断を待つ患者が多く、待合室が混み合っているのが現状です。 こういった専門医の不足が目立つ職場で小児科の先生方の実力を発揮するのも一つの方法でしょう。
〈中山間の医師数は減っているが、都市部では医師は増加傾向にある〉 広島二次医療圏には広島県の他の医療圏より多い100施設以上もの病院が存在し、3000人もの医師が勤務しています。 広島二次医療圏では昼間はそれぞれの地区のかかりつけ医が診療を行い、休日の昼間は、当番医が診療を行う形態になっています。 夜間診療は内科の場合であれば広島市医師会千田長夜間急病センターや可部夜間急病センターで行われています。 また、広島県全体の傾向として、救急医療機関数が年々減少しています。 都市部では医師が増加する傾向にありますが、広島二次医療圏の北部などの中山間の医師数は減っており、医師数の格差がますます広がっている状況です。 このような医師不足の地域での医師の需要はますます高まっていくこととなるでしょう。
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