地域によって様々な医師の転職市場。特に医師の募集状況や地域の特徴は二次医療圏ごとに異なります。 鹿児島医療圏での転職成功のため、医師転職ドットコムが徹底調査した地域別の転職お役立ち情報をお届けします。
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〈鹿児島医療圏の概要〉 鹿児島県の二次医療圏の一つである鹿児島医療圏には、鹿児島県西南部にある薩摩半島の中心部分付近にある鹿児島市、日置市、いちき串木野市,三島村,十島村の3つの市と2つの村が含まれます。 鹿児島市は鹿児島県の県庁所在地でもあり、県内の人口のおよそ3分の1が集中しています。鹿児島市の人口は他の二位以下の市の人口を大きく引き離している事から、鹿児島県内で最も人の集まっている中心的な都市であると言うことができるでしょう。
〈基本的には交通の便は良いが、人口の少ない離島へのアクセスは困難である〉 日置市、いちき串木野市は中心部である鹿児島市に地理的、交通的に近く、日置市からは湯の元駅、東市来駅。いちき串木野市からは市来駅から、鹿児島本線に乗車鹿児島本線を利用し、鹿児島市の中心部に乗継せずに向かうことができます。 また、三島村、十島村は鹿児島県の南部にある海を隔てた離島群にあり、人口もごく少なく、フェリーやヘリコプターなどを使わなければたどり着くことができない僻地にある村です。
〈活火山桜島の影響〉 中心となる鹿児島市付近の住宅環境の特徴として、市の東側に活火山である桜島御岳がそびえていることが挙げられます。 その桜島御岳では年に何度も小規模な噴火が起こり、風向きによっては灰が市内に降り注ぐことがあります。そうなってしまうと屋外で洗濯物や布団を干すことはできません。 また、桜島御岳は大正時代に大規模な噴火をおこし、桜島御岳から降り注ぐ火山弾などにより火事の発生や、家屋の倒壊、溶岩による被害などが起きたと現代に伝えられています。 付近に火山があるというと上記のようなデメリットばかりが浮かびますが、火山活動が活発な土地柄である事から、各所に天然温泉があり、医師としての激務に追われた普段の疲れを癒やす事にも向いている場所であるといえます。
〈医師不足は深刻で、離島には数カ月に一度しか医師が行かない現状〉 鹿児島は鹿児島医療圏だけでは無く、県全体が医師の不足が目立っている土地です。特に中心となる鹿児島市とそれ以外との医師数の格差は大きく、三島村では、数ヶ月に一度鹿児島赤十字から数人の医師が派遣され、診療を行っている状態です。 また鹿児島二次医療圏とその他の二次医療圏の偏在も大きく、鹿児島二次医療圏と、医師が最も少ない曽於二次医療圏では3.5倍もの医師数の開きがあります。しかし、患者の流入や医師の流入は流出より多く、患者数は年々増加している傾向にあります。 現在、鹿児島市内にも医師は数多く求められていますが、いちき串木野市や日置市など、人口があまり集中していない土地のほうが求められている専門分野の医師の需要が大きく、内科や外科などの様々な分野の専門の医師がそれらの地域では求められています。そのように、求められている専門技術を持った医師であれば年収1500万円以上の高収入の求人も鹿児島医療圏では見つけることができるでしょう。
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