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リウマチ科の医師転職お役立ちコラム
リウマチ科の「専門医取得要件」

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専門医取得要件-リウマチ科

1日本リウマチ学会の専門医制度について

〈日本リウマチ学会による専門医の詳細〉
一般社団法人日本リウマチ学会による専門医制度として、「リウマチ専門医」があります。これは学会の中で、下記のような目的が掲げられています。
“リウマチ性疾患に関する十分な学識と経験を有する医師をリウマチ専門医として認定することにより、わが国におけるリウマチ学の研究、教育、診療の水準を向上、発展させることを目的としています。”
これは後述する専門医の新制度移行に伴う専門医研修カリキュラムの改訂案とともに紹介されているものです。
専門医の現状の数としては、2013年(平成25年)で4,653人となっています。
またこの専門医制度には5年ごとの更新も定められています。

2専門医の概要と認定の要件

〈リウマチ専門医試験の概要と要件等の詳細〉
それでは、リウマチ専門医を取得するための条件を見ていきましょう。内容は2015年度リウマチ専門医資格認定試験要領からです。入会年月により、二つに分かれます。
【要件(申請資格)】
<2010年4月30日までに入会>
■日本国の医師免許証を有し、医師として人格及び見識を備えていること。
■申請時において引き続き5年以上、日本リウマチ学会の会員であること。
■日本リウマチ学会が認定した教育施設において、通算5年以上のリウマチ学の臨床研修を行ったこと。
■日本リウマチ学会専門医資格維持施行細則による研修単位を30単位以上取得していること。
■日本専門医機構が認定している基本領域学会の認定医或いは専門医の資格を有すること。
※ 2010年4月30日までに入会された方は、旧専門医制度の一部が適用され病歴要約と必須研修項目の提出は不要。

<2010年5月1日以降に入会>
■日本国の医師免許証を有し、医師として人格及び見識を備えていること。
■申請時において引き続き5年以上、日本リウマチ学会の会員であること。
■専門医制度規則第2条第4項によって認定された教育施設において、別に定める専門医研修カリキュラム(以下「研修カリキュラム」という)に従い通算5年以上のリウマチ学の臨床研修を行ったこと(臨床研修実績を研修記録に記載のこと)。
■日本リウマチ学会専門医資格維持施行細則による単位30単位以上を取得していること(取得単位を研修記録に記載のこと)。
■日本専門医機構が認定している基本領域学会の認定医或いは専門医の資格を有すること。

日本専門医機構が認定している基本領域学会とは、下記のものを指します。
・日本内科学会
・日本泌尿器科学会
・日本小児科学会
・日本脳神経外科学会
・日本皮膚科学会
・日本医学放射線学会
・日本精神神経学会
・日本麻酔科学会
・日本外科学会
・日本病理学会
・日本整形外科学会
・日本臨床検査医学会
・日本産科婦人科学会
・日本救急医学会
・日本眼科学会
・日本形成外科学会
・日本耳鼻咽喉科学会
・日本リハビリテーション医学会

次に、出願書類についてです。同じく2015年度リウマチ専門医資格認定試験要領からです。
<2010年4月30日までに入会>
1、専門医申請書
2、履歴書
3、教育施設等研修終了証明書
4、取得単位証明書
5、業績目録
6、日本専門医機構が認定している基本領域学会の認定医或いは専門医の資格取得記録(又は資格保有証明書)

<2010年5月1日以降に入会>
1、専門医申請書
2、履歴書
3、教育施設研修終了証明書は、研修記録による
4、研修記録は、臨床研修歴、ローテーション研修歴、目標(1-6)到達レベル自己評価、病歴要約提出症例一覧(10例)、研修単位取得一覧(学会参加記録、教育研修講演受講記録、学会発表、論文、合計30単位以上)を記載記録したもの
5、日本専門医機構が認定している基本領域学会が認定医或いは専門医の資格取得記録(又は資格保有証明書)
研修記録や症例一覧などに違いがあるため、注意が必要です。

3専門医更新の要件

〈リウマチ専門医を更新するための要件に関する詳細〉
リウマチ専門医の5年ごとの更新について、2015年度の専門医・指導医の認定更新に関するお知らせから見ていきましょう。
■日本リウマチ学会学会員であること。
■専門医制度規則第6条第2項に示す有効期間の5年間に、総単位数として50単位以上を取得すること。 (必須研修項目の単位取得が必要)■リウマチ性疾患20症例以上の診療実績を所定の症例報告書で提出すること。
なおこの内容については、2011年7月の総会において承認された改正「専門医資格維持施行細則」が2015年度から適用になっています。

4専門医制度の現状と変化

〈時代の変化と共に変わる専門医制度〉
日本整形外科学会によるものなど、リウマチ関連の資格などが日本には複数あり、順次これらの資格を取得していく医師もいます。
一方大きな流れとして各学会から第三者機関である「日本専門医機構」へと専門医制度が移行されていきます。リウマチ専門医についてはサブスペシャルティ領域として認定されています。
冒頭で少し触れた新カリュキュラムは、移行後に専門医制度を運営する社団法人日本専門医制評価・認定機構からの指導を受け、旧カリキュラムを基に作成されているものです。
内容としては下記のようなものが導入されています。
○一般的目標の設定
○研修の方略・到達要求レベル・到達目標レベル・経験症例数の設定、
○ローテーション研修
今後もこれに伴う変化や影響が予想されます。

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