皮膚科の医師転職お役立ちコラム
皮膚科の「専門医取得要件」
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1日本皮膚科学会の専門医制度について
〈日本皮膚科学会による資格試験〉
日本皮膚科学会による「日本皮膚科学会専門医」については、資格取得の目的として次の事が示されています。
・皮膚科は、専門医制評価・認定機構の基本18診療科の一つ。基本診療科専門医を経て、さらにsubspecialty へ向かうことが可能。
・勤務先病院が研修施設認定を受けるには専門医資格が必要。
・皮膚科専門医がいる施設でしかできない医療行為がある。
・皮膚科専門医は標榜可能。
・時代のニーズとして、専門医が求められている。
専門医の数としては、2013年(平成25年)で6,129人となっています。またこの専門医制度には5年ごとの更新も義務づけられています。
2資格試験の概要
〈日本皮膚科学会専門医認定試験の概要〉
それでは、この資格試験の概要を見ていきましょう。受験にあたっては、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医規則内の第7条に下記の条件が定められています。
(専門医認定の認定申請)
専門医の認定を申請する者は、所定の書類審査料を添えて、別に定める申請書類を理事長に提出しなければならない。
ここで提出された申請書類を専門医制度資格認定委員会が審査し、基準を満たしたとされた者に対して受験資格を認めます。そして所定の受験料を納付した者に対し、受験票を交付し認定試験の実施となります。なお具体的な申請書類は、下記のものになります。
・専門医認定試験受験申請書
・医師免許証(写)
・研修終了証明書
・前実績記録簿
前実績記録簿とは、学会の主催する講習会への参加、学術集会における学術発表、また皮膚科および皮膚科関連専門誌への原著論文の発表という内訳です。
受験資格を得るパターンについては、大きく一般皮膚科と大学院でロードマップが分かれていきます。一般皮膚科では卒後すぐに日本皮膚科学会への入会、臨床研修2年目で入会、あるいは卒後臨床研修開始と同時に入会といった入会時期により受験資格を得るタイミングも変わっていきます。こうした日本皮膚科学会への入会から研修年数開始、最低5年間の皮膚科研修、主研修施設(全国約100施設)で最低1年間の研修、経験症例数、手術数、講習会参加、論文執筆の規定などさまざまな定めがあります。
また専門医試験については年1回の実施で、筆記試験と口頭試験になります。内容としては研修目標に到達したかどうかを知るためのものとされ、原則として実地医師に必要な問題を主とし、真面目に研修を行った者には容易な程度としいたずらに難解な問題は避けるように申し合わせがされ作成されます。出題範囲は研修内容に準拠することになります。試験の期日と場所については試験の6カ月前までに「日本皮膚科学会雑誌」、あるいは日本皮膚科学会ホームページにて告示されます。なおこの試験の合格率ですが、80%前後となっています。
それでは、この資格試験の概要を見ていきましょう。受験にあたっては、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医規則内の第7条に下記の条件が定められています。
(専門医認定の認定申請)
専門医の認定を申請する者は、所定の書類審査料を添えて、別に定める申請書類を理事長に提出しなければならない。
ここで提出された申請書類を専門医制度資格認定委員会が審査し、基準を満たしたとされた者に対して受験資格を認めます。そして所定の受験料を納付した者に対し、受験票を交付し認定試験の実施となります。なお具体的な申請書類は、下記のものになります。
・専門医認定試験受験申請書
・医師免許証(写)
・研修終了証明書
・前実績記録簿
前実績記録簿とは、学会の主催する講習会への参加、学術集会における学術発表、また皮膚科および皮膚科関連専門誌への原著論文の発表という内訳です。
受験資格を得るパターンについては、大きく一般皮膚科と大学院でロードマップが分かれていきます。一般皮膚科では卒後すぐに日本皮膚科学会への入会、臨床研修2年目で入会、あるいは卒後臨床研修開始と同時に入会といった入会時期により受験資格を得るタイミングも変わっていきます。こうした日本皮膚科学会への入会から研修年数開始、最低5年間の皮膚科研修、主研修施設(全国約100施設)で最低1年間の研修、経験症例数、手術数、講習会参加、論文執筆の規定などさまざまな定めがあります。
また専門医試験については年1回の実施で、筆記試験と口頭試験になります。内容としては研修目標に到達したかどうかを知るためのものとされ、原則として実地医師に必要な問題を主とし、真面目に研修を行った者には容易な程度としいたずらに難解な問題は避けるように申し合わせがされ作成されます。出題範囲は研修内容に準拠することになります。試験の期日と場所については試験の6カ月前までに「日本皮膚科学会雑誌」、あるいは日本皮膚科学会ホームページにて告示されます。なおこの試験の合格率ですが、80%前後となっています。
3専門医認定の要件
〈日本皮膚科学会専門医認定のための、専門医認定試験の合格といくつかの要件〉
日本皮膚科学会専門医認定には、専門医認定試験に合格するとともに下記の条件を満たす必要があります。なおこれは受験資格とも重なる項目にもなります。
●我が国の医師免許を有する者。
●申請期限の日を含めて、5年以上継続して本会正会員である者。
●初期研修病院を含む本会の指定する日本皮膚科学会認定専門医研修施設において、5年以上皮膚科の臨床研修(初期臨床研修を含む)を行い、うち計1年以上は皮膚科研修カリキュラムの中心となる主研修施設で研修を行った者。
●別に定める認定前研修実績(以下「前実績」という)において、所定の単位を取得した者。
●現在、皮膚科の診療に携わっている者。
こうした条件を満たし、試験に合格したうえで学会に認定申請を行います。認定申請に際してはあらかじめ所定の認定申請料を納付する事が必要になります。なお試験の合格者を学会の理事会の議を経て専門医として認定し、同年10月1日付にて専門医原簿に登録して専門医認定書を交付する事になります。
4専門医制度の変化
〈時代の変化と共に変わる専門医制度〉
現在各科の専門医制度を横断的に管理し、社会的に広く納得してもらえるような制度にしていくための動きが進んでいます。「一般社団法人日本専門医機構」のもと、2017年から新たな制度で研修を開始、2021年には新専門医の誕生が予定されています。これに関して日本皮膚科学会は日本外科学会、日本内科学会、日本脳神経外科学会と協力して運営参画を強く申し入れ、各学会が機構の運営に携われるようにする事を実現させています。また今後専門医を目指す若い皮膚科医だけでなく、指導する中堅の皮膚科医にとっても避けて通れない問題として気にかけています。こうした制度の変更や学会の対応を見ながら、今後のキャリアプランを考えていく事も大切になってきそうです。
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