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内科・総合内科の医師転職お役立ちコラム
内科・総合内科の「学会」

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主な学会の概要-内科・総合内科 日本内科学会

1日本内科学会について

〈日本内科学会の概要〉
日本内科学会は、正式名称を「一般社団法人日本内科学会」と言います。日本医学会の分科会の一つとなります。
事務局を東京都文京区本郷に置き、2014年3月末時点で105,235名の会員数を持つ組織です。
全国に10の支部があり、関連事業として「日本医療安全調査機構-診療行為に関連した死亡の調査分析モデル事業」を持ちます。また関連学会として、「日本消化器病学会」など13の学会があります。会員は「正会員」を主に、「功労会員」と「名誉会員」により構成されています。
入会の流れとしては、下記のようになります。
1、必要書類の取り寄せ。
2、学会からの「入会申込書」「会費払込用紙」の発送。
3、年会費の振込み。
4、学会事務局で入金確認後、会員登録手続き。
なお入会に際しては学会の目的に賛同し、医師の資格を持つ事が条件で入会金や評議員の推薦などは不要です。

2沿革と国際性

〈日本内科学会の長い国内での歴史と国際的な働き〉
日本内科学会の発足は1903年(明治36年)で、国内の学会の中でも大変長い歴史を持っています。設立の発議は1902年(明治35年)に東京で開催された第一回聯合医学会の席上で行われ、会長として青山胤通、委員に入沢達吉、吉峰英世、岩井禎三が選出されています。なお会長となった青山胤通は、小説家の森鴎外と親交があった事でも知られています。
1925年(大正14年)には社団法人として認可され、新たな公益法人制度に対応し2013年(平成25年)から一般社団法人へ移行しています。
日本内科学会の英文表記は“The Japanese Society of Internal Medicine”となっており、日本内科学会雑誌は“The Journal of the Japanese Society of Internal Medicine(J Jpn Soc Int Med)”、また電子ジャーナルとして日本内科学会英文誌“Internal Medicine (Intern Med)”が存在します。
国際学術団体の加盟としては、「国際内科学会(International Society of Internal Medicine 略称:ISIM)」の正会員となっています。この団体は1948年に設立され、スイスのランゲンタールに事務局を置く内科医の国際横断組織です。なお日本内科学会の加盟は1973年(昭和48年)の事になります。国際的な舞台での具体的な取り組みとしては、2002年(平成14年)に日本内科学会主催による第26回国際内科学会議が開催された事が挙げられます。

3目的と取り組み

〈学術講演や顕彰事業など、日本内科学会の具体的な取り組み〉
日本内科学会の主な目的として掲げられるのは、次のようなものです。
「内科学に関する学理およびその応用についての研究発表、知識の交換、会員の生涯教育の奨励ならびに会員相互および内外の関連学会との連携協力を行うことにより、内科学の進歩普及を図り、もってわが国の学術の発展に寄与する」。
より具体的な事業内容を挙げていきましょう。
1、学術講演会と研究会等の開催
2、学会誌、学術図書の発行
3、研究及び調査の実施
4、研究の奨励及び研究業績の表彰
5、認定医及び認定施設の認定
6、生涯学習活動の推進
7、(日本医学会や日本専門医制評価・認定機構をはじめとする)関連学術団体との連絡及び協力
8、(加盟するISIMとの連携による)国際的な研究協力の推進
9、その他目的を達成するために必要な事業
1については毎年春に開催される「日本内科学会年次講演会」、秋に開催される「内科学の展望」に加え、各支部でも年に数回の活発な活動が行われています。また2は前述した「日本内科学会雑誌」が毎月の発行に加え年次講演会プログラム号も出されていて、年に13冊を数えます。電子ジャーナルの日本内科学会英文誌「Internal Medicine」は毎月1日と15日の掲載となっています。4の顕彰事業については1986年(昭和61年)に創設された、「内科学会奨励賞」があります。5の認定制度については1968年(昭和43年)に「日本内科学会認定医制度」を発足させたのをはじめ、1973年(昭和48年)には総合内科専門医の認定、1985年(昭和60年)には認定内科医の認定が行われるようになっています。これに加え、各種認定の更新が行われています。6の生涯学習の取り組みとしてはAセッション、Bセッションに分かれた「生涯教育講演会」が年にそれぞれ二回ずつ開催されているのに加え、各支部主催のものも行われています。

4仕事との関わり

〈日本内科学会が実際に個人の仕事や転職と関わる際には、認定医制度に着目〉
医師個人の実際の仕事や転職との関わりが大きいものとしては、認定医制度が挙げられるでしょう。医師が転職を行うタイミングとして、一般的に専門医の資格取得をした時が挙げられます。日本内科学会でも、人々がより高い水準の医学や医療の恩恵が受けられるようにと「認定医制度」が設置されています。「認定内科医資格認定試験」と「総合内科専門医資格認定試験」が資格試験としてありますが、これらには更新もあります。転職を考える際には、その後の資格の維持も併せてキャリアコンサルタントに相談してみると良いでしょう。

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