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リハビリテーション科の医師転職お役立ちコラム
リハビリテーション科の「学会」

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主な学会の概要-リハビリテーション科 日本リハビリテーション医学会

1日本リハビリテーション医学会について

〈日本リハビリテーション医学会の概要〉
日本リハビリテーション医学会は、正式名称を「公益社団法人日本リハビリテーション医学会」と言います。日本医学会に所属する分科会の一つです。
事務局は東京都新宿区神楽坂の神楽坂ビル内にあり、全国に北海道、東北、関東、中部・東海、近畿、中国・四国、九州の7の地方会を持っています。医師のみならず看護師、理学療法士、作業療法士、臨床検査技師を含む他業種からなりリハビリテーション科医療の担い手の中心となっています。
入会については、公益社団法人日本リハビリテーション医学会定款第5条にて
・正会員:本会の目的に賛同する医師及び本会の理事会で特に認められた者
・賛助会員:本会の事業を援助する個人又は法人
と定められています。

2日本リハビリテーション医学会の沿革とその活動内容

〈日本リハビリテーション医学会の成立と改革、現在行われている手厚い教育面での活動内容〉
日本で「リハビリテーション」と呼ばれる概念は、1920代から始まりました。この時代のリハビリテーションは、主に肢体不自由児の治療的訓練が中心でした。1963年(昭和38年)に日本リハビリテーション医学会が設立され、翌年に初回の年次総会が開催されました。1968年(昭和43年)には日本医学会に加入して分科会となり、その後1989年(平成元年)に社団法人化され、2012年には公益社団法人に移行しました。リハビリテーション科が標榜科として認可されたのは1996年(平成18年)です。
日本リハビリテーション医学会の英文表記は“The Japanese Association of Rehabilitation Medicine”です。“JARM”という略称も使われています。本学会では機関誌として “The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine(2006年まで邦題の「リハビリテーション医学」として発行)”を年13回、毎月に加え学術集会抄録集が発行され、会員の教育面での支援を行っています。製本化されたもの以外に会員向けにネット上での閲覧や投稿が可能な「オンライン・ジャーナル」を備えています。
また、会員向けに「リハニュース」と題する「日本リハビリテーション医学会ニュース」を原則年4回PDFにて発行して事務局から会員への連絡を行うとともに、PDFでの「リハビリテーション医学ガイド」のネット上での公開や、書籍「リハビリテーション医学白書 2013年版」の発行を行うなど、リハビリテーションを学ぶ人々への手厚い支援を行っています。

3目的と取り組み

〈日本リハビリテーション医学会にて定められた目的と具体的事業、そして本学会が認定する専門医制度〉
日本リハビリテーション医学会は定款第4条にてその目的を、「リハビリテーションに関する医学の発展と知識の普及、学術文化の向上に関する事業を行い、もって医療及び社会福祉の充実に寄与すること。」(公益社団法人日本リハビリテーション医学会定款第2章第3条引用)を目的としています。そして第4条にて目的の達成のため、国内外で次の事業に取り組んでいます。
1.学術集会、講演会、研修会等の開催
2.会誌及び図書等の刊行
3.専門医・認定臨床医及び研修施設の認定
4.リハビリテーション医学に関する教育・研究
5.リハビリテーションの啓発・普及活動ならびに政策等の提言
6.その他この法人の目的を達成するために必要な事業
(公益社団法人日本リハビリテーション医学会定款第2章第4条引用)
こうした事業を支えるために、本学会では前項で述べた機関誌やニュースの発行とともに、全体の学術集会と専門医会の学術集会をそれぞれ年1回ずつ開催することをはじめとして、各地方会での学術集会やリハビリテーションを要する各疾病に関する研究会、そして最新のリハビリテーション手法に関する教育研修会、セミナーなどを定期的に開催して、会員医師の養成を行っています。
また「リハビリテーション医療における安全管理・推進のためのガイドライン」、「義肢装具のチェックポイント」、「リハビリテーション医学用語集」等の書籍の出版によって、リハビリテーション医の診察や治療における基準を定めてスキルアップを図るなどの活動も行っています。
その一方で本学会では「認定臨床医」と「リハ科専門医」の制度を設置しています。「専門臨床医」は「リハビリテーション医療での一定以上の臨床経験を持つ医師」に対して、「リハ科専門医」は「病気や外傷の結果生じる障害を診断治療し、機能回復と社会復帰を総合的に提供する専門的な知識や技量を持つ医師」に対して学会が資格を認定するもので、結果としてその資格を有する医師が職場での待遇等に有利な条件となっています。2013年4月時点で3,429名の専門医が登録されています。

4仕事上での利点や今後の需要

〈外科と内科の両分野を学び、今後の高度医療の分野にも必要なスキルのため需要増と予想〉
医師がリハビリテーション科を学ぶ利点は、リハビリテーション科で学ぶ診療の対象となる疾患や障害の幅広さという点にあります。具体的な疾病では、脳卒中、外傷性脳損傷、脊髄損傷、骨関節疾患、関節リウマチ、神経・筋疾患、呼吸器疾患、心疾患、がん等があり、内科的な領域と外科的な領域の両方をカバーすることになります。
またリハビリテーション科での治療行為は、病気の発症による結果として生じた機能障害そのものへの治療行為を行い、体の機能の障害からの回復を目的としたアプローチと、機能障害の回復の限界点を見極めつつ生活を送る上での障害の軽減に努めるための治療行為を行い、患者のQOLを上げる目的のアプローチがあります。この2つの面からのアプローチを組み合わせ、患者にとっての機能の回復とQOLとのバランスのとれた治療を行うため、医師を含めた各業種とのチームで治療を行います。
このようにリハビリテーション科を学ぶことは、内科分野と外科分野とをバランス良く学ぶこと、及びチーム医療の中心として研鑽を積むことで、医師としてのスキルアップに直結します。
更に今後のリハビリテーション医学の対象は、医療の高度化によって、移植医療や再生医療の分野にも及び、最新の医学でもそのスキルが重要視されます。
このように将来的な医学の進歩に必ずついて回るリハビリテーション医学ですので、この分野を学びスキルを持った医師は今後まずます必要とされて、需要も増えることが見込めます。

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