北海道「富良野医療圏」
二次医療圏
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北海道富良野医療圏の医師の転職にお役立ちの地域情報満載!

地域によって様々な医師の転職市場。特に医師の募集状況や地域の特徴は二次医療圏ごとに異なります。
富良野医療圏での転職成功のため、医師転職ドットコムが徹底調査した地域別の転職お役立ち情報をお届けします。

北海道の二次医療圏「富良野医療圏」の概要と特徴

1はじめに

〈北海道の富良野医療圏とは〉
北海道の二次医療圏である富良野医療圏は、北海道の旧上川支庁、現在の上川総合振興局管内の自治体のうち、南部内陸部の自治体で構成されています。該当するのは、富良野市、上富良野町、中富良野町、南富良野町、占冠村の5自治体です。特に富良野市は「北海道のへそ」とも称され、地形上で北海道の中心地とされています。富良野医療圏の面積は2,200平方キロメートル弱、平成22年国勢調査での圏内人口は4万5千人強です。
尚、通常の三次医療圏は都府県単位ですが、北海道の場合はエリアが広すぎるため特別に、二次医療圏『富良野』『留萌』『宗谷』『上川中部』『上川北部』の5つで三次医療圏『道北』としています。

2富良野医療圏の特徴

〈農業が基幹産業の一方で、観光産業も盛んで一年中観光客が訪れる医療圏〉
平成22年時点で4万5千人強の人口を抱える富良野医療圏では、約半数の2万4千人余りの人口が富良野市に集中しています。 産業面では主に農業が基幹産業で、米、麦、野菜、果物、薬草や花卉の栽培や、酪農が行われています。特質すべきは薬草・花卉で、特に当初は香水の原料としてこの医療圏内で栽培が始まったラベンダーは、最近では香水原料のみならずラベンダーそのものを観賞用や加工品用としたことで、全国的に有名なラベンダーの生産地となっています。
また、そのラベンダーを栽培する畑の景観の美しさが知られ、医療圏内を訪れる観光客が急増しました。更に人気テレビドラマや映画のロケ地となり、長年に渡って圏内で撮影が行われたことで観光地富良野の名前はより一層有名になり、現在は夏のラベンダー、冬のウィンタースポーツ、春と秋は登山や紅葉など、四季を通じて人気のある観光スポットとなっていて、富良野医療圏内のもうひとつの基幹産業となりつつあります。
交通の面では、JR根室本線が富良野市と南富良野町を貫き、富良野駅から旭川駅方面に向かうJR美瑛線が富良野町から中富良野町、上富良野町を通っています。占冠村にはJR石勝線が通っていますが、占冠村と富良野を直接結ぶ鉄道はなく、公共交通機関はバス便のみになります。いずれもあまり列車やバスの本数が多いとはいえません。一方で道路事情では、圏内の占冠村を道東自動車道が通り、国道237号線で圏内の全ての自治体とつながっています。その点からも、自家用車の利用が効果的と言えます。

3富良野医療圏の医療体制の状況

〈人口の過疎化により入院可能な病院が無い自治体も存在〉
平成24年12月末の富良野医療圏の病院数は5、診療所数は25となっていて、医療体制の規模がとても小さいです。そのために医療圏の中核病院も定められておらず、圏内の病院それぞれが輪番制での担当や、隣接する上川中部医療圏の旭川市の病院に一部機能を委ねている状況です。また、圏内での南富良野町や占冠村には入院施設がある病院・診療所が無いことで、南富良野町は圏内の富良野市に、占冠村は同一医療圏内の病院よりも道東自動車道経由で隣接する帯広医療圏の病院への入院がより便利であるという実態があります。
このような過疎化の問題や交通事情等を考慮に入れた圏内医療体制の見直しを、現在は医療行政にて推し進めている状況です。

4富良野医療圏の医師の現状

〈医師数の不足と将来の高齢者割合増への対策が緊急の課題〉
平成22年末時点での富良野医療圏の人口10万人あたりの医師数は138.5人であり、北海道全体での229.0人、全国平均の219.0人を大きく下回っています。圏内人口自体が今後も減少傾向にあると予想されていることで、医師の確保が大きな課題となっています。
更に人口の減少もさることながら、圏内の急激な高齢化の進行が見られます。平成22年度の国勢調査を基に推計した年齢の割合構成で、平成37年度には圏内全人口の約30%が65才以上になると試算されています。このため、富良野医療圏内全体で高齢者対策医療を考える必要があり、在宅療養支援の診療所と第二次、第三次救急医療機関との連携や救急体制の確保や充実に向けた医療行政の方針を遂行しつつあります。

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