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健診・人間ドックの医師転職お役立ちコラム
健診・人間ドックの「専門医取得要件」

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専門医取得要件-健診・人間ドック

1日本総合健診医学会の専門医制度について

〈日本人間ドッグ学会と日本総合健診医学会による専門医の詳細〉
「人間ドッグ健診専門医」は、公益社団法人日本人間ドッグ学会と一般社団法人日本総合健診医学会による合同事業です。この制度の目的として、次のような内容が掲げられています。
・人間ドック健診専門医の使命である、国民の疾病予防、重症化予防、健康増進を達成する。
・国民に信頼される。
・自律、自主性を意味するプロフェッショナルオートノミーを重視する。
・人間ドック健診専門医の質の向上を図る。
合同事業となったのが2012年(平成24年)の事なので、現在も新制度としての注意点などアナウンスがされています。
新制度の専門医の数としては、2012年(平成24年)で160人が認定されています。
またこの専門医制度には5年ごとの更新も定められています。

2資格試験の概要と認定の要件

〈人間ドッグ健診専門医試験の概要と要件等の詳細〉
それでは、この資格試験の概要と認定の要件を見ていきましょう。
【試験の概要】
筆記試験については、平成27年度人間ドック健診専門医認定試験を基に見ていきましょう。
●方式:マークシート方式
●問題数:100問
●出題内容:問題集2015年改訂版・追加問題から
【要件(申請資格)】
申請条件については、人間ドック健診専門医制度施行規則の第10条に次のように定められています。
■日本国の医師免許取得者で医師としての人格識見を有する者。
■専門医認定試験受験申請時に、5年以上日本総合健診医学会あるいは日本人間ドック学会の医師正会員であり、会費を完納していること。
■日本総合健診医学会あるいは日本人間ドック学会の認定する研修施設において、所定の研修プログラム履修期間を含み、5年以上の研修実績を有する者。原則として所定の研修プログラム履修終了については指導医の、研修実績については施設長の証明を得ること。
■臨床系学会の認定する、2年間の臨床研修を終了し、認定医・専門医の資格を有する者は、前記の例外として日本総合健診医学会あるいは日本人間ドック学会の認定する「研修施設」での人間ドック健診研修3年以上の原則として常勤での研修歴を有する者。
■専門医認定試験にて所定の成績を得ていること。
申請にあたっては、これらすべての条件を満たす必要があります。なお平成27年度人間ドック健診専門医認定試験の案内によると、この規定以外に各学会の旧制度の条件を満たす場合も受験対象となっています。
申請に必要な書類については施行細則の第7条に、次のものが定められています。
1、人間ドック健診専門医申請書
2、履歴書
3、医師免許証(写し)
4、「研修施設」での研修修了書
5、「研修施設」での実績報告書
6、指導医の推薦書
7、業績目録
8、臨床系学会の認定する認定医、専門医の資格を有する者はその認定証等(写し)
9、その他、「委員会」が必要とする書類(委員会から要請された場合のみ必要)
申請書類についてはWebサイト上から取得できます。この場合も旧制度での条件の場合は各学会からのダウンロードとなります。なお申請送付先は所属の各学会事務局宛になります。

3専門医更新の要件

〈人間ドック健診専門医を更新するための要件に関する詳細〉
総合健診医専門医の5年ごとの更新については、施行規則の第17条に次の内容が定められています。
■専門医認定期間内(専門医認定証に明記されている期間)に、専門医認定更新のための単位を別に定めた単位表に従い、必要単位を取得しなければならない。
■専門医認定期間内の実績報告書を提出しなければならない。
■専門医認定期間の日本総合健診医学会あるいは日本人間ドック学会会費を完納していること。
■その他、人間ドック健診専門医制度委員会が特に認めた者。
次に、必要単位の一部を単位表から一部掲載します。
○学術大会・研修会等への参加
・日本総合健診医学会学術大会 10単位
・日本人間ドック学会学術大会 10単位
・国際人間ドック会議 10単位
※筆頭演者、共同演者などに別の加算もあります。
○論文掲載
・日本総合健診医学会学会誌「総合健診」 筆頭著者7単位 共同著者1単位
・日本総合健診医学会英文誌「Health Evaluation and Promotion」
筆頭著者10単位 共同著者2単位

4専門医制度の現状と変化

〈時代の変化と共に変わる専門医制度〉
人間ドック健診専門医自体が数年前に新制度になっていますが、専門医全体の大きな流れがあります。各学会から第三者機関である「日本専門医機構」への専門医制度の移行です。人間ドック健診専門医は現在のところ今後認定を検討する専門医の位置づけです。
現在の制度でも、特に新たな体制での更新などについての質問が多くあるようですが、今後は日本専門医機構との関わりでも情報を調べていく必要がありそうです。

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