地域によって様々な医師の転職市場。特に医師の募集状況や地域の特徴は二次医療圏ごとに異なります。 諏訪医療圏での転職成功のため、医師転職ドットコムが徹底調査した地域別の転職お役立ち情報をお届けします。
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〈様々な伝説、言い伝え持ち、観光名所ともなっている諏訪湖を擁する二次医療圏〉 長野諏訪二次医療圏は、岡谷市、諏訪市、茅野市、下諏訪町、富士見町、原村の3市2町1村から成り立つ二次医療圏です。 長野諏訪二次医療圏の北西部には、岡谷市、諏訪市、下諏訪町にまたがって諏訪湖が存在しています。 この諏訪湖は、長野県有数の観光地となっており、上諏訪温泉、下諏訪温泉、諏訪大社、美術館などの観光名所が諏訪湖周辺の各所に分布しています。 中でも国内最古の神社の一つとされる諏訪大社には諏訪湖の御神渡り(諏訪湖に張った氷が大きな音と共に数キロに渡ってもりあがる現象)の伝説にも登場する建御名方神、 八坂刀売命、ミシャグジ神が祀られ、霊言あらたかな場所としても有名となっている場所です。
〈名古屋方面、東京方面、長野方面からの主に3つのルートが存在する〉 長野諏訪二次医療圏は諏訪湖周辺が交通の要所となっていて、名古屋方面の場合は名古屋駅から中央本線を通って塩尻駅まで2時間、そこから乗り換えで上諏訪駅まで15分の距離にあり、 名古屋ICから自動車を使った場合、中央自動車道を通って約2時間30分で諏訪ICに到達できます。 対して、首都圏方面の場合は上諏訪駅から首都圏には中央本線を使って、2時間30分で到達することができます。 また高井戸ICから中央自動車道を通って、2時間30分で諏訪ICに到達出来ます。 また、長野方面からは、篠ノ井線から塩尻に乗り換え(所要時間約1時間)中央本線を用いて15分ほどで上諏訪駅につくことが出来、自動車では長野自動車道を走って一時間、 そこから岡谷ICから中央自動車道を通って約10分で諏訪ICに着くことができます。
〈長野県の中では多い医療施設数を誇り、諏訪赤十字病院が拠点〉 地域医療情報システムの統計データによると、諏訪二次医療圏の医療施設数は病院施設数13、診療所施設数が125となっています。 この数値は面積あたりの数値に換算した時、長野の二次医療圏の中では長野二次医療圏に次いで高い数値となっており、長野県内でも医療活動の活発な医療圏であると言えます。 また、65歳以上の割合を示す高齢化率は26.8%と長野県平均とほぼ同程度の数値となっています。 諏訪二次医療圏で中心となる病院は市立岡谷病院、諏訪赤十字病院で、諏訪赤十字病院には医師を現場に派遣し、 その場で治療を行うためのドクターカーが配備され、災害拠点病院 救急救命センターとしての役割を果たしています。
〈全国平均を下回る医師数、患者の流出は松本、流入は上伊那が多い〉 地域医療情報システムによる統計データ内の医師数を見ると、その人数は449名となっていて、人口10万人あたりに換算すると、 219.3人となります(長野諏訪二次医療圏の人数約20万人)この数値は全国平均をわずかに上回る数値となっていますが、長野県全体から見ると、第三番目に多い数値となっています。 長野県は、県全体が医師不足の状態となっているため、へき地の医療圏では医師が相当数不足しています。そのため、長野諏訪二次医療圏の順位が押し上げられた形になっています。 また、岡谷市の医療データを見ると、諏訪医療圏から流出する患者は松本医療圏で医療を受けることが多く、流入患者を見ると上伊那医療圏の患者が諏訪二次医療圏で医療を受けている傾向にあります。
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