地域によって様々な医師の転職市場。特に医師の募集状況や地域の特徴は二次医療圏ごとに異なります。 名古屋での転職成功のため、医師転職ドットコムが徹底調査した地域別の転職お役立ち情報をお届けします。
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〈名古屋医療圏とは〉 名古屋医療圏は、名古屋市という大きな一つの自治体から成り立っており、政令指定都市に指定されいます。 また16の区から構成され、三大都市圏の一つである中京圏の中枢都市となっています。 栄や名古屋駅付近には高層ビルが立ち並び、また地下街も発達しているのと、市内の大半が宅地、商工業地帯となっているのが特徴と言えます。 地下鉄と市バスで行ける範囲のところに病院は配置されており、最近できた千種区の病院では最新の設備がそろっており、医療スタッフの募集もなされています。
〈鉄道は整備されているものの、典型的な自動車交通体系〉 名古屋医療圏は、東高西低でおおむね平坦な地形で326平方kmの範囲に、200万人を超えた人口を抱えています。 人口は少しずつ増加傾向にありますが、少子高齢化が顕著で、平成22 年の構成比では、年少人口が13.0%、老年人口が21.0%になっています。 圏内の公共交通網は、JR線、名鉄線、近鉄線、市営地下鉄があり、また、市バス等も整備されていますが、鉄道の占める輸送人員の割合は22.8%であり、 東京76.0%、大阪58.3%と比べると著しく低く、典型的な自動車交通体系となっています。
〈勤務医師の不足により医師などの勤務環境の改善が必要〉 病院勤務医師の深刻な不足により、小児科・産科については、救急医療体制に問題が出ていました。 救急医療体制の確保のため、医師などの勤務環境の改善を図る必要があることを提言しています。 公的病院等の役割として、不採算等のため民間医療機関だけでは担うことが難しい救急、災害、小児、周産期、感染症(結核を含む)医療等の政策的医療を実施しています。 また、地域の医療ニーズの高い4大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)に対する高度・専門医療への対応を、基幹的医療機関を中心に機能特化を図り、推進しています。 さらにかかりつけ医を支援することによって地域医療支援病院の整備や、一つの市民病院は民営化するなどの経営改善が進んでおり、臨床研修病院は市内に21病院あります。
〈医師は都市部に偏在〉 厚生労働省によると、人口10万人単位での医師数を発表していますが、その全国平均は226.5人ですが、 愛知県全体では186.5人に対し名古屋市では282.8人と都市部に医師が多く集まっていることが分かります。 医師が都市部に偏在しているのは全国的な傾向ですが愛知県における名古屋市も例外ではないようです。 それでも病院の医師不足はあり、特に小児科・産科において顕著であります。全国的には小児科・産科においても 医師数は増加傾向にありますがその数は微量であり一層の充実が求められます。
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