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• 転職理由を教えていただけますか？

  地元を離れて医学部に進学し、そのまま大学に残って医局人事で勤務してきました。親が高齢になり、医局でポストに就くことは考えていなかったので、地元で就職したいと考えるようになりました。
  
  とはいえ、すぐに退局できないこともわかっていたので、次の春の退局を目標に、転職活動を始めました。

• どのような条件を希望されていましたか？

  定年後も見据えて、長く働ける病院というのが一番の希望でした。
  
  またずっと急性期の病院で働いてきて当直やオンコールで休日がなくなることも多かったので、転職後は家族との時間も取れるよう、オフの時間もしっかり確保できる勤務を希望していました。
  
  2つの希望を考慮すると、救急指定の無い病院や療養型施設が理想だと考えていました。

• 新しい勤務先が決定するまでの流れをお聞かせください。

  メディウェルに登録後、すぐに担当コンサルタントの方とお会いしました。退局できるかどうか分からないことを正直に打ち明け、「次の春の転職が目標だが、いつ退局できるかはわからない」という、採用する側にしてみれば、ちょっとやっかいだったろう条件で、応募先を探してもらうことにしました。
  
  こんな条件でしたから、病院を探すのにも苦労されたと思うですが、3箇所の病院の見学と面接をすることができました。その中から、希望に近い病院も見つかり、病院側からもぜひ来て欲しいと内定をいただきました。ところが、やっぱりと言うべきか、教授から退局の許可がおりません。
  
  円満に医局を退局したかったため、そのまま医局にのこり、退局のタイミングをさぐりました。それから3年。ようやく退局の許可が出たため、3年前に面接を受けた1つの病院を含め3病院の面接を受けました。
  
  1個所目は、前回の面接で内定をいただいたリハビリに注力しているケアミックス病院。2個所目は救急指定のない地域密着型のケアミックス病院。3個所目は完全療養型の病院です。
  
  1個所目のリハビリに注力しているケアミックス病院は、3年前の面接で、残業・当直も少なくオフも確保でき、リハビリ専門医が取得できること、年収アップが見込めることに魅力を感じていたところで、運よく、3年後も求人を募集していたため、面接を受けることができました。内定を辞退した際に、コンサルタントの方が病院側に、私が行きたがっていたことや退局ができずにいる状況を説明いただけていたことが幸いし、温かく再度の面接を受けさせてくれました。しかし、前回も気になっていた、土曜日が毎週勤務で実家のある地域から少し離れている点がやはり今回も気になりました。
  
  2個所目の地域密着型のケアミックス病院は、残業と当直無しで、60歳を超えた医師もおり、長く働けるイメージに近い病院でした。しかし、小規模な施設だったため、大病院では医師がやらないような検査などの仕事もまわってきます。自分が担当することに抵抗はなかったのですが、果たしてやれるのか不安でした。
  
  3個所目の療養型病院は、当直なしで、もちろん救急対応は皆無。実家に近い点が魅力でした。しかし、急性期病院とのギャップに、いざ具体的に検討すると慣れるか不安になりました。
  
  面接から２週間ほど悩み、１か所目のケアミックス病院への入職を決めました。リハビリ専門医が取得できる点でモチベーションが維持できるのではと考えたからです。残念ながら土曜日は休みになりませんでしたが、平日に研究日を1日取れることになり、結果的に転職前の週5日勤務から週4.5日勤務になったこと。実家からは離れていましたが、実家と病院の中間点に病院が住宅を用意してくれるなど配慮してくれたこと。休日がしっかり取れるので、実家に帰る時間も取りやすくなったことが決め手となり、決断しました。
  
  ３年と、予定よりずいぶん時間がかかってしまいましたが、無事円満退局と転職が叶い助かりました。

• メディウェルを利用した感想についてお聞かせください。

  退局できないと分かってからも、1～2ヶ月に1回、コンサルタントの方から定期的に新しい求人を紹介いただいたり、退局の様子を聞いてくれたり、相談できたのは心強かったです。
  
  求人も、たんに勤務条件や給与情報だけでなく、一緒に転職活動をしていた時に私が気にしていた病院のウワサやその実態、土地柄などについてもきちんと調べてくれるなど、親身になってくれているのが伝わってきて嬉しかったし、応募はできなかったですが、参考になりました。
  
  途中で転職をあきらめずにすんだのも、この連絡のおかげかなと思っています。ありがとうございました。

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