転職に成功した医師の声 | ここでなら自分もやっていける！～耳鼻咽喉科医としてのやり直し転職

• 転職理由を教えていただけますか？

  医局関連の大学病院に勤務していましたが、関西に住む親の体調が悪くなったため、知人の紹介で関西エリアのクリニックに勤務しました。ただ勉強にはなると聞いていたものの、専門医をとったとしてもキャリアの浅い先生では対応できないと思われるほどの高いレベルの診療体制に身体がついていかず、5ヵ月で辞める事になってしまいました。
  
  その後は健診のアルバイトを行っていましたが、やはり耳鼻咽喉科の臨床に戻りたいと思い、インターネット上の求人票を探し始めました。

• どのような条件を希望されていましたか？

  耳鼻科の専門医が取れる医療機関を希望しました。
  
  専門医を取得するためにも、オペは必須だとわかってはいましたが、まだ自分1人でできる事は限りがあり、指導体制の詳細が知りたいと考えていました。
  
  ただ、分院を1人で任されてきた経験はあるので、外来はぜひ任せてもらいたいと思いました。どちらかと言えば、外来中心の保存療法が、自分に向いていると感じていました。

• 新しい勤務先が決定するまでの流れをお聞かせください。

  自分なんかが雇ってもらえる病院はあるのだろうか？と不安を感じながら、でもこのままでは希望のないただ日々をやりすごす未来しか待っていないと、自分を鼓舞して転職活動を始めました。
  
  あるグループ病院の求人を見つけ、ここなら教育体制もしっかりしているだろうと面接を受けることにしました。しかし、「本当にうちでやる気があるの？」「本来ならば即戦力になる医者が欲しい」「長く勤められるのか？」「オペをどんどんやってくれないと利益にならない」と言われ自信を喪失。
  
  その後、メディウェルに登録。その日の内に連絡をもらい一度会うことになりました。コンサルタントさんに会いこれまでの経緯や応募先の希望を伝えた際に面接の話をすると「絶対先生ならば大丈夫！これまでたくさんの医師の転職をお手伝いしてきましたが、先生は責任感が強くて真面目に実績を積み重ねていくタイプに見受えます。きちんとした教育体制が整った病院に行きましょう。絶対に受け入れ可能な医療機関はあります。」と言ってくれ、何度も励まし続けてくれました。
  
  少しずつ自分を肯定していけるようになった頃、今勤めている病院の求人を紹介してもらいました。
  
  そこは希望に応じて医師のやりたい事の希望を聞きながら、できる限り叶えていく「アクティブティに。しかし、敷居は低く」という方針の病院でした。症例数も豊富なので専門医取得に必要な条件がすぐに整うこと。勉強する時間が作れて有力病院に国内留学や博士号取得なども可能と耳鼻咽喉科医としてやり直すには理想的な病院だったこと。プライベートを大切にする先生が多く、急患対応やオペが長引かない限り、定時上がりも可能なこと。スタッフ全体の仲がよく、困っている場合にすぐに助けてもらえる雰囲気があることも魅力的でした。事前に外来、病棟、オペのバランスをしっかり確認てもらい、「ここでなら自分もやっていける！」と思えたため、面接を受けることにしました。
  
  面接でも「自分だからできる仕事があると信じて、与えられた事はしっかりこなしていきたい。できない事も多いけど、腰を据えて頑張ります。」とポジティブに自分をアピールすることができました。コンサルタントさんの計らいで、同時期に入職した似たような境遇（研修機関のレベル差にあわず自己退職）の若手医師とも話をする場を作ってくれ、より安心し、入職を決めました。
  
  今は、こんな自分でも働ける環境に出会えたことを幸せに思いつつ、周りに助けてもらいながら、研修を頑張っています。

• 今回の転職についての感想をお聞かせ下さい

  初めて面接を受けた病院についてメディウェルのコンサルタントさんに聞いたところ、「紹介会社に対してもあまり情報を開示されないし、研修体制についてはそれほど評判を聞きません。ベテランの先生なら活躍できるかもしれませんが、もし相談されていてもおすすめはしなかったと思います。入職しなかったのは、むしろ先生にとってはよかったと思いますよ」と医療機関の評判と客観的な感想を聞かせてもらいました。
  
  初めからアドバイスを聞いていれば落ち込んで遠回りをすることもなかったのかもしれません。でも、これもよい経験になったと思います。少し遠回りをしましたが、これからは耳鼻咽喉科医として、経験を積んで頑張りたいと思います。

※上記内容については先生の匿名性を担保するため
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