【新専門医制度の開始から3年】新制度への医師の満足度は?医師2,176名へのアンケート結果

2018年4月に新専門医制度が開始されてから、2021年3月末で3年が経過しました。最初の専攻医が基本領域の研修を終えたことになります。

各学会が独自に専門医を認定するという旧制度から、専門医の質を高める目的で日本専門医機構が統一的に評価・認定を行う方式へと変わった専門医制度。実際に運用が始まって医師はどのようにこの制度を受け止めているのでしょうか。医師2,176名の調査結果を紹介します(回答者の属性)。

 

【新専門医制度の開始から3年】新制度への医師の満足度は?医師2,176名へのアンケート結果

<結果の概要>

  1. 専門医を現在取得している、もしくは今後取得意向ありの医師が全体の9割弱
  2. 新専門医制度に関わっている医師は全体の44%で、内訳では「専門医更新」、「指導医」、「専攻医」の順に多い状況
  3. 制度が変わって良かった点は「特にない」や「様々な経験ができる」など/悪かった点は「制度が複雑/わかりにくい」や「費用がかかる」など
  4. 新専門医制度への満足度を10点満点で表すと、平均値4.1点、中央値5.0点という結果に
  5. 診療科別では、神経内科・放射線科・呼吸器内科・麻酔科の医師で特に新専門医制度への満足度が低い傾向
  6. 新専門医制度で改善して欲しいポイントとしては「専門医の取得・更新にかかる費用を安くしてほしい」「地方勤務の必須化をやめてほしい」「専門医を取得・維持するメリットが欲しい」「大学/医局以外でも専門医を取得しやすくしてほしい」など


 

専門医の取得状況

今回調査した医師の専門医の取得状況は下図のようになっています。


専門医の取得状況

「現在専門医資格を所持している」が72%と最も多く、次いで「これまで所持したことはないが、今後取得しようと考えている」が17%という状況でした。合わせると全体の9割弱の医師が専門医取得済もしくは取得意向があることになります。

新専門医制度への関与状況

新制度へ移行して3年が経過した中、専攻医や指導医など、新専門医制度に何らかの形で関わっている医師はどれぐらいいるのでしょうか?医師の回答は以下のようになりました。


新専門医制度への関与状況

「関わっている」が44%、「関わっていない」が56%という結果となっています。

さらに「関わっている」医師の内訳は下図のようになっていました。


新専門医制度への関与の内訳

「専攻医」が24%、「指導医」が33%、「専門医更新」が41%という状況です。また、2%の「その他」では、「専門医試験での評価」や「試験問題作成」などの回答がありました。

新専門医制度になって良かった点

新専門医制度に何らかの形で関わっている医師に、「新専門医制度になって良かった点」について質問したところ、以下のような回答がありました(一部紹介)。

    • 特にない

    • 特にないが、若手の先生が取りにくくなった影響ですでに取得している我々の優位性が増すという意味不明な状況になっていると思う。 (30代男性、腎臓内科)
    • 良いこと一つもない。 (50代男性、放射線科)
    • 百害あって一利なし (40代男性、麻酔科)
    • 何も良いことはない。 (20代女性、形成外科)
    • 外科専門医はすでに確立しているので、良かった点は感じません。 (50代男性、消化器外科)
    • 専門医になるプロセス/基準が明確になる

    • 専門医の規格が曲がりなりにも統一されてきたこと (40代男性、救命救急)
    • 専門医の濫立に歯止めがかかるかも知れない点。 (50代男性、精神科)
    • 後期研修医が目指すべき道がある程度示されている (40代男性、心臓血管外科)
    • 基本的な研修要綱が統一され、研修内容、項目などがわかりやすくなった。 (50代男性、病理診断科)
    • 必要な専門麻酔を数で設定されているのはよい、目標にはなると思う。 (40代男性、麻酔科)
    • 様々な経験ができる

    • 多様な院外で研修できること (20代男性、リウマチ科)
    • 半年~1年、異なる病院で研修できる点 (30代男性、内分泌・糖尿病・代謝内科)
    • 色々な経験ができた (30代男性、在宅診療)
    • 他科の最新治療を学べる (30代女性、リウマチ科)
    • ゆとりのある科にとっては、さまざまな科の患者を診れて良いのかもしれませんね。 (40代男性、消化器内科)
    • 専門医の質が担保される/より研修が充実する

    • 専門医としてのクオリティが維持される。 (50代男性、消化器内科)
    • 若い医師が計画的に専門医を取得するための研修を積むようになったと思います。 (40代男性、神経内科)
    • 専門医更新のための認定講習が、だんだん充実した内容になってきた。最近の講習内容だと、専門外の知識のアップデートができて、勉強になる。ありがたい。 (50代女性、形成外科)
    • 質が担保された (40代男性、血液内科)
    • 放射線治療医でも診断領域の必須研修が増えるので、診断の知識が豊富になる (30代男性、放射線科)
    • 専門医を取得しやすくなった/取得が早くなった

    • 更新に必要な単位が取りやすくなった (40代男性、美容外科)
    • 専門医取得までの年数が短くなった (30代男性、整形外科)
    • 内科専門医が取りやすくなったこと。 (40代男性、消化器内科)
    • 外科系の専門医取得のハードルが下がり、若いうちから取得可能となったこと。3年目で医局に入らない選択肢が増えていること。 (40代男性、消化器外科)
    • 麻酔科の専門医獲得が早くなった (20代女性、麻酔科)
    • 第三者の機構が認定してくれる

    • 公的に専門医を標榜できることは好ましい。 (50代男性、精神科)
    • 第三者機関が評価するのはよいように思います。 (50代男性、呼吸器内科)
    • 学会だけでなく国の機構が承認することで専門性を保証してくれたこと。一部の領域で単位の互換性を認めてくれたこと (40代男性、リハビリテーション)
    • 第三者機構が管理しているので公平である (30代男性、皮膚科)
    • 第三者機関での認定、更新になった点 (50代男性、内分泌・糖尿病・代謝内科)
    • その他

    • リハビリテーション科が新専門医の基本領域に入ったこと。 (40代女性、リハビリテーション)
    • 双方向性の教育がよい (40代男性、循環器内科)
    • 皮膚科では研修期間に産休育休が半年間認められることにりました。 (30代女性、皮膚科)
    • PC上で症例登録できるところ(以前は紙媒体だった) (30代男性、産婦人科)
    • 大学に若手の先生確保 (40代男性、放射線科)

新専門医制度になって悪かった点

同様に新専門医制度に関わっている医師に「新専門医制度になって悪かった点」についても質問したところ、自由回答で以下の回答が寄せられました(一部紹介)。

    • 制度が複雑/わかりにくい

    • 制度が複雑、意義が無い (40代女性、放射線科)
    • 移行期だからしかたないが、今までに集めた点数が無駄になったこと。わかりづらい。 (50代女性、小児科)
    • 制度が複雑、かつ、基準が毎年のように変わるのでわかりにくい。 (40代男性、形成外科)
    • サブスペシャリティの専門医取得への見通しが不透明で非常に困っています。ダブルシールの方法についても何の連絡もありません。 (20代男性、内分泌・糖尿病・代謝内科)
    • 制度がわかりにくく、更新が煩雑 新専門医制度になった意味が分からないです (50代男性、整形外科)
    • 研修がしづらい

    • 人事異動が多くなり研修効率が落ちた (50代男性、消化器外科)
    • 研修への柔軟な対応が困難 (30代女性、産婦人科)
    • 不必要にレポート作成が増えており、研修の妨げとなっている。 (30代男性、血液内科)
    • 研修内容の自由がなくなり、個々人にあった適切な研修ができない。現場を知らない専門医機構の独断であり、反対である。 (30代男性、神経内科)
    • 制度を作ったはいいが、未整備な点(eラーニング、症例の登録法など)が多すぎて研修がやりにくい。率直に言ってお粗末だと思う。 (30代男性、放射線科)
    • 費用がかかる

    • 更新等で、維持にコストがかかりすぎる点。 (50代男性、精神科)
    • 費用がかさむ。 (50代男性、リハビリテーション)
    • 手間が増えた。学会主導時よりも資格更新認定に多額のお金がかかるようになった。 (40代男性、麻酔科)
    • メリットはほぼなく、形式的な研修が増え、申請の手続きが増え、登録料などの費用が増えた (40代女性、その他診療科)
    • 取得や更新のために多くの費用がかかります。 (50代男性、一般内科)
    • 手続きなど手間が増える/面倒

    • 手続きが面倒 (30代女性、消化器内科)
    • 更新条件を厳しくした割にはザル。手続きは3倍以上面倒になった (50代女性、放射線科)
    • 更新が面倒になった (30代男性、整形外科)
    • 手続きが煩雑。費用の負担が苦痛である。 (50代男性、麻酔科)
    • ノルマが増え受験者だけでなく、上司・病院も巻き込み煩雑になった。ノルマをこなすだけであまり学習という点で有用ではない。半年間の別病院での研修も専攻医に引っ越し等の負担をしいており独り身ならまだしも家庭をもっていると負担は大きい。 (30代男性、循環器内科)
    • 大学病院の医局に入らないといけない

    • 医局制度の復権 (30代男性、消化器内科)
    • 後期研修が、大学病院、基幹病院に戻って研修する必要があること (40代男性、精神科)
    • 医局回帰、大病院志向が鮮明になった。 (40代男性、一般内科)
    • 大学医局が専攻医=医局員にして以前の制度を復活させている。 (50代男性、救命救急)
    • 地域によっては専門医取得に大学医局入局が必須となること (30代男性、産婦人科)
    • 医師の偏在を招く

    • 小さな病院に医師が集まりにくい (40代男性、消化器内科)
    • 中小病院には若手医師が残りにくいため医師不足。またそのような病院は閉鎖していくしかないのか? (40代男性、心臓血管外科)
    • ますます地方病院への外科医不足が加速した (60代男性、消化器外科)
    • 都市部に若手が集まり地域医療が手薄になる (40代男性、消化器外科)
    • 脳外科の場合は基幹施設がほぼ大学病院に限られており、大学に人が集中してしまうこと。 (50代男性、脳神経外科)
    • 内科離れが進む

    • 内科を専攻する医師の減少によるその上のスタッフへの負担増加。 (30代男性、呼吸器内科)
    • 内科離れが進む事で後進が育たず先細りとなる (30代男性、神経内科)
    • 内科ローテーターの減少 (30代男性、神経内科)
    • 内科専攻医が減りました。 (30代男性、消化器内科)
    • 面倒。内科に入局してくれなくなった (40代男性、消化器内科)
    • キャリアの選択の幅や柔軟性が損なわれた

    • 働き方の制限(世の流れに逆行)、高齢麻酔科医の既得権保護主義が明らかであり、非常に腹立たしい。 (40代男性、麻酔科)
    • キャリアパスの多様性が失われた (50代男性、緩和ケア)
    • 年度替わりでしか研修を開始できないこと。年度の途中から開始できないこと。 (30代男性、皮膚科)
    • 専門医で若い医師の選択肢を絞ることは許されないように思う。 (30代男性、消化器外科)
    • ダブルボードが取得しにくい (40代男性、救命救急)
    • 制度が十分に整備されていない

    • 後付でルールが追加されたりなど制度設計が不十分 (30代男性、麻酔科)
    • 専攻医の負担が大きく増加し、修了年度の直前まで詳細な修了要件が不明だった。見切り発車ではなく計画性のある制度設計が必要だった。 (20代男性、神経内科)
    • 制度がしばしば変わり、あるいは変更が加わり煩雑になった。 (50代男性、病理診断科)
    • 制度設計が未だ定まらない。サブスペシャリティ研修制度など、早急に決めて頂きたい。研修制度と、医師の適正配置を混同して議論していること。東京でのシーリング。 (40代男性、消化器外科)
    • 制度が始まってからも制度が変わりそうで不安。専門医更新で地域に研修しないと無理と言われても今更もう無理。もともと専門医はひとつしか取れないという話で始まったはずなのに蔑ろになっている。 (30代男性、リハビリテーション)
    • 専門医機構への不信感

    • ただの天下り組織で必要なのか疑問 (40代男性、麻酔科)
    • 各学会に任せればいいのに天下り組織を作ったようにしか見えない。 (30代女性、皮膚科)
    • 手間がかかり、厚生省の役人の利権になっただけ。 (50代男性、リハビリテーション)
    • いらん単位をそろえなければならない。天下り機関に、とやかく言われたくない (40代男性、消化器内科)
    • 専門医機構に不信感がある (30代男性、神経内科)
    • その他

    • 専門医を取得するために時間がかかり、自身の研究を始める時期が遅くなりがちです。 (40代男性、神経内科)
    • 女性は特に妊娠出産などで休職期間があると、専門医資格が剥奪されてしまうこと。 (40代女性、麻酔科)
    • 単位集めに皆が躍起になっていて、学会の内容が減り、単なる単位集めの会となっている印象がある。 (30代男性、産婦人科)
    • 医療過疎地での勤務強制など、本筋とはずれる面が多い (30代男性、リウマチ科)
    • 日々の業務を行いながら有用性のないレポート作成や症例登録をすることで勉強の妨げになっている。 (30代男性、内分泌・糖尿病・代謝内科)

新専門医制度に関して印象に残っているエピソード

新専門医制度が開始されて3年経過した中で、制度に関わる医師を対象に、印象に残っているエピソードを募集したところ、以下のようなエピソードが寄せられました(一部紹介)。

更新手続きを担当している学会事務局の担当者が、更新手続きの詳細を熟知しないまま事務的に手続きをすすめようとしているため、不利な扱いを複数受けた。 (50代男性、麻酔科)

制度移行初年度は必要な単位を取るために一部の講義に希望者が殺到したが、会場の席枠が限られていたため、単位申請書類を購入するために朝の7時から会場前に行列ができて2時間並ばざるを得ない事態があった。 (40代男性、美容外科)

内科に入局予定であった初期研修医が、内科専門医制度を知って、マイナー科にいかれました。残念でした。 (30代男性、消化器内科)

はじめは入局するつもりはなかったが、参加した専門医プログラムを管理している大学医局からプログラム登録者は全員強制入局を言い渡された(プログラム登録時点ではプログラム登録と入局は同義ではないと説明されていたにもかかわらず) (30代男性、産婦人科)

学会認定医の係の事務の方が、専門医機構には認定能力が無くすべて学会に丸投げしていて、機構職員の給与のみ発生していると言って怒っていた件 (60代男性、整形外科)

2019年10月に当初サブスペシャリティとの連動研修が始まるとアナウンスされていたがそれが中止になり、その後何の連絡もないまま2021年度にまでなってしまった。専攻医の人生をなんだと思っているのか。 (20代男性、内分泌・糖尿病・代謝内科)

プログラム開始時期が異なる関係で、自分より研修期間が少ない後輩の方が先に資格を取得できる状況にあること。後輩も自分と同じく産休育休を取得したにも関わらず。 (30代女性、麻酔科)

大学の医者が増えたが、皆顔は死んでいる (20代男性、精神科)

二次評価の査読者にムラがあり、一発で全て合格するものと、全てやり直しや、査読者の主観によって差替になるものがいた。「悪性腫瘍に伴う電解質異常」の項目で病歴要約を提出したところ、主病名は悪性腫瘍であるとの理由でリジェクトとなるなど、要旨を理解していない高齢の医師に振り回されている (20代女性、呼吸器内科)

学会が研究発表、症例発表の場から、スタンプラリーの場に変わってしまった。 (50代男性、形成外科)

新専門医制度への医師の満足度

新専門医制度について良かった点、悪かった点などを見てきましたが、総合的に医師はこの制度をどのように捉えているのでしょうか?

新専門医制度に関わっている医師を対象に、0点(不満)~10点(満足)で新制度への総合的な満足度に点数をつけてもらったところ、結果は下表のようになりました。


新専門医制度への医師の満足度(10点満点)

5点が21.1%と最も多く、次いで0点が15.2%と多い結果となりました。平均値は4.1点中央値は5.0点という状況です。

全体的には「良くも悪くもない」と解釈できるようにも見えますが、0点をつけている医師も多く、領域によってはかなり課題を抱えている可能性も考えられます。

【診療科別】新専門医制度への医師の満足度

新専門医制度への医師の総合的な満足度について、診療科別に見た結果が下表となります。


【診療科別】新専門医制度への医師の満足度

平均値で見ると、一般外科・消化器外科(ともに5.2点)をはじめとする外科系で比較的点数が高い傾向となっています。

一方、特に神経内科(2.3点)・放射線科(2.6点)・呼吸器内科(3.1点)・麻酔科(3.1点)では平均値・中央値ともに点数が低く、多くの医師が新専門医制度に対して不満を抱いていると考えられます。

新専門医制度で改善して欲しいポイント

新専門医制度に対して不満を抱いている医師は、どのようなことを改善して欲しいと考えているのでしょうか?新専門医制度に関わっている医師を対象に質問したところ、以下のような回答が寄せられました(一部紹介)。

    • 以前の制度に戻してほしい

    • 更新制度をもとに戻してほしい (30代女性、放射線科)
    • 制度完全廃止。もとに戻してほしい。 (20代男性、リウマチ科)
    • 前のカリキュラム制に戻して欲しい (30代男性、精神科)
    • もうやめてしまえば良い。以前の学会主導のもので十分。 (30代男性、産婦人科)
    • 新専門医制度自体を中止し、従来の学会毎の専門医制度に戻す (50代男性、呼吸器外科)
    • 現在の専門医機構の体制を変えてほしい

    • 専門医機構自体解散してほしい。 (50代男性、腎臓内科)
    • 機構は、認定能力があると判断された学会の専門医認定システムに任せるだけで良い (60代男性、整形外科)
    • 専門医機構のメンバーをもう少し現実的な考えを持つ人達に替えてほしい (40代女性、神経内科)
    • 専門医機構の速やかな解散 (40代男性、病理診断科)
    • 専門医機構は解体すべきで、元の学会主導の方がいい。 (50代男性、精神科)
    • 専門医の取得・更新にかかる費用を安くしてほしい

    • 更新の要件が厳しくなったというかお金儲けの要素が強くなった。たくさんお金を払って単位を取らないと更新できなくなった。今までは論文や学会発表、学会参加などでのポイントが全てカウントされたが、新専門医制度になり制限された。 (40代女性、リハビリテーション)
    • 学会に対するお布施のようで、いやだ。辞めたいが、頑張って取った資格を失効させる勇気はない。持っていてプラスに感じたことは給与がきわめて微増した以外ない。 (30代男性、在宅診療)
    • 更新料等と何かと理由をつけ金を納めさせるのをやめてほしい (40代男性、精神科)
    • 取得や更新の費用を安くしてほしいです。 (50代男性、一般内科)
    • 更新をもっと合理的安価かつ納得できるものに。 (50代男性、救命救急)
    • 地方勤務の必須化をやめてほしい

    • 内科系診療科のローテートシステムには違和感を覚えます。昨今話題の専門医更新には地方勤務が必須になるかもという話、専門性の維持と地方勤務の関連性がよく分かりません。 (30代男性、産婦人科)
    • とりあえず僻地勤務は全て撤廃しないといけないと思います。 (30代男性、呼吸器内科)
    • 研修期間の合理的な短縮、地域医療を強制しない形への変更 (40代男性、内分泌・糖尿病・代謝内科)
    • 更新のために僻地への出向を持ち出すなど、勝手すぎる。今後子供も持つ予定だが、家族全体の生活が脅かされると感じている。専門医に意義を見出せない。 (20代女性、循環器内科)
    • 地域研修の義務が育児中では負担 (40代女性、産婦人科)
    • 専門医を取得・維持するメリットが欲しい

    • 専門医資格保有者に何らかのメリットがほしい (60代男性、小児科)
    • 総合診療専門医のメリットがみえてこない (40代男性、神経内科)
    • 専攻中ですが、専門医取得のメリットを感じない。研修終了後も受験しない可能性あり。ただの金集め機構。 (20代女性、形成外科)
    • 維持費用を安く。長期に保持するためのモチベーションとなるようなメリットがあるといい (50代男性、精神科)
    • 専門医を取るメリット(診療報酬の割増など)を作って欲しい。 (30代男性、消化器外科)
    • 制度を分かりやすくしてほしい

    • 仕組みが分かりにくいので単純明快にしてほしい (50代男性、麻酔科)
    • 制度をより明確にしてほしいと思います。 (40代男性、循環器内科)
    • 手続きの簡略化や不明瞭なところをなんとかしてほしい (40代男性、消化器外科)
    • 手続きをわかりやすくしてほしい (40代男性、救命救急)
    • 制度が複雑でわかりにくい (50代男性、乳腺外科)
    • 単位取得を緩和して欲しい

    • 学会で単位が取れるセッションしか人が集まっていない。受講講座による単位取得を省略できるようにしてほしい (40代男性、産婦人科)
    • 必修講習が必要なら先着順ではなく余裕をもって受けられる様にすべき (40代男性、皮膚科)
    • 単位数を減らしてほしい、負担を減らすべき (50代男性、精神科)
    • 更新に必要な単位取得の幅を広げるのは不可欠 (40代男性、病理診断科)
    • 単位取得をもう少し容易にしてほしい。 (60代男性、放射線科)
    • 柔軟に選択できる余地が欲しい/多様なキャリア・ライフプランと両立できるようにしてほしい

    • 医師は、臨床だけでなく、教育・研究も継続しないと、将来的に医療の質の低下につながる。もっと幅広い視点に立つ必要がある。そのためにも、多様性について検討してほしいと願っている。 (50代男性、耳鼻咽喉科)
    • 専攻医の選択の自由を守ってあげてほしい (30代男性、消化器内科)
    • プログラム間をもう少し自由度をもって移動できるようにしてほしい 転科を年度途中でもできるようにしてほしい (30代男性、放射線科)
    • もう少し柔軟性が欲しい (30代女性、病理診断科)
    • もっと多様なキャリアやライフプランを選べるようにしてほしい (20代女性、精神科)
    • 大学/医局以外でも専門医を取得しやすくしてほしい

    • 大学・医局以外でもとりやすくしてほしい (40代男性、リハビリテーション)
    • 医局と完全に切り離したほうがいい。結局医局の囲い込み制度になっている。 (40代男性、形成外科)
    • 医局に所属しなくても専門医を取れる選択肢を増やすべき (30代男性、皮膚科)
    • 基幹施設が大学に偏っていることを是正して頂ければと思う。 (50代男性、脳神経外科)
    • 大学病院での研修を必須にし、医局中心になってしまっているのを、改善して欲しい (30代男性、一般外科)
    • その他

    • 高齢麻酔科医の既得権保護をやめること。現役世代の働き方に対する制限を撤廃する事。 (40代男性、麻酔科)
    • 基本領域の19の専門医を重複して取得、更新出来る制度設計に改良して貰うこと (40代男性、精神科)
    • 皮膚科専門医が今までより1年早く取れるので、不公平である (30代男性、皮膚科)
    • とにかく制度自体が未完成すぎる。見切り発車感が否めない制度で人の人生を掻き回すのはやめてほしい。 (20代男性、内分泌・糖尿病・代謝内科)
    • プログラム制をやめてほしい。カリキュラム制にしてほしい。研修病院を1年ごとに選べたり、研修先を自由に考え直せるようにしてほしい。 (30代女性、放射線科)

新専門医制度が導入され、今後「専門医」の重要性は高まるか?

新専門医制度は「専門医の質を高める」という目的で導入されましたが、今後「専門医」の重要性は高まるのでしょうか?「高まる」「変わらない」「低くなる」それぞれでの医師の自由回答では以下のような意見が寄せられました(一部紹介)。

高まる

高まると感じるように計画されている、という印象 (40代男性、血液内科)

現時点で高まる肌感覚はありませんが、中長期的には高まると思います (40代男性、一般内科)

専門医を取得する基準が厳しくなっている以上取得する価値はあると思われる。 (50代男性、循環器内科)

専門医を名乗るため、専門医を取得・維持する重要性は高まる。 (40代男性、病理診断科)

診療報酬に関連してくるだろうから、専門医資格の重要性は高まる (50代男性、一般内科)

思います。ますます医局離れが進む中で、自分を他者から客観的に評価してもらう1番分かりやすい手段が専門医を持っていることになると思います。 (30代女性、循環器内科)

新専門医制度によるのではなく、時代のニーズとして重要性は高まると思う。 (40代男性、救命救急)

無理に高めるんじゃない?お金むしりとって天下り先潤すために (40代女性、放射線科)

専門医は細分化されていくと思いますので、重要性は高まっていくものと考えます (50代男性、心臓血管外科)

高まると思う。今回医局をはなれて転職活動を行なったが専門医があった方が転職に多少有利に働くと感じた。 (30代女性、腎臓内科)

変わらない

現在までの専門医の有用性があまりないことと,これからの取得・維持の煩雑性から考えると重要性は高まるとは思わない. (60代男性、一般内科)

給与に反映されないのであまり高まるとは思わない (40代男性、美容)

内容自体は旧制度と大きく変わっておらず、専門医更新のための単位獲得のために費用が掛かるようになっただけ。重要性が高まるとはあまり思えない。 (40代女性、形成外科)

取得するのが難しくなる(変な条件が付く)だけで、変化なし。 (50代男性、健診・人間ドック)

いまでも、あくまで自身が継続して勉強してる証にしかなってないので、変わらないと思う (60代男性、眼科)

えらい人たちがみんな専門医を持っている状況は続きそうなので、重要性はそのまま維持されると思います。 (30代女性、小児科)

何のインセンティブも働かず、足裏の米粒のような存在に変わりない。 (40代男性、循環器内科)

そこまで高まらない。益々の質の低下を招くと思う。 (40代男性、一般外科)

従来の専門医制度と重要性は特に変わらないと思います。 (40代女性、皮膚科)

無くてはならない理由がないのであれば、取っても取らなくても変わらないという現状が変わらない限り変わらない。 (30代男性、泌尿器科)

低くなる

あきれて離脱する者が増えると思う。 (40代男性、麻酔科)

全く高まらない。特に育児や介護中の女性への配慮が感じられない制度で、今後の取得は絶望的 (40代女性、一般内科)

低下すると思う(取得しない・維持しない人が増える、内科認定医との掛け持ちがいなくなる) (40代男性、一般内科)

ガタ落ちして専門医を捨てる人、目指さない人が増える。 (50代男性、放射線科)

反対に面倒な手間が増えると維持するメリットがなくなると思います (30代男性、泌尿器科)

高まらない。女医は人生を犠牲にしてまで維持するメリットなし。さらに自由診療やクリニックに人が流れると思います。 (20代女性、形成外科)

インセンティブがない限りこんなにお金のかかるめんどくさい制度はすたれると思います。 (30代女性、放射線科)

変化しない、または不要と判断する人が増える可能性があると思う (30代男性、整形外科)

新専門医は、学会主導の専門医に比し重要性は低下すると思う。 (50代男性、神経内科)

地方勤務が要件に入るなら下がると思う。 (20代男性、消化器内科)

専門医や新専門医制度に関する自由回答

最後に、医師のキャリアにおける専門医の位置づけや、新専門医制度に関して広く意見や感想を募ったところ、以下のような自由回答が寄せられました(一部紹介)。

    • 臨床能力とは紐づかない/名ばかり専門医

    • 専門医が必ずしも臨床的に優れた医師でないことが課題。 (50代男性、健診・人間ドック)
    • 専門医を申請したが、不可解な理由でレポート落ちした。知り合いでも明らかに力量がある人が落ち、いい加減な診療をしている人が通った。審査基準が不明確で、取ってもメリットを感じないのでもう申請しない。 (30代男性、精神科)
    • 医師の臨床能力とはマッチしないことが問題 (30代男性、心臓血管外科)
    • 専門医を持っていても、名ばかり専門医がいるので、実際、何をやってきたのかがまだ重要な状況、改善できれば重要な制度になるかと思います。 (40代男性、美容外科)
    • 以前所属していた医局では、専門医受験の許可と引き換えに理不尽な義務(教授の個人的雑用の手伝いなど)を課されたり、学会の専門医取得基準を満たしていても教授の好き嫌いによって受験許可を与えたり与えなかったりということがあった。そのような状況では、専門医を取得した者と取得していない者の診療能力に全く差が感じられなかった。専門医制度自体にあまり良い印象がなく、興味が持てない。 (30代女性、皮膚科)
    • 専門性の最低限の保証

    • 専門分野の練度を図る基準として、専門医制度は必要。専門医資格すら有さない医師は、能力的に専門医試験に合格できない、あるいは教育機関において修練するに適さなかったなど、医師としての資質に問題があると判断する。 (50代男性、麻酔科)
    • ある一定の能力を持った医師としての認定書だと思う。 (40代男性、脳神経外科)
    • ある程度、医師の専門的能力の客観的評価の指標として重要と思います (30代男性、一般内科)
    • 専門医は最低限の能力の証明として必要だと思います。 (30代男性、脳神経外科)
    • 眼科専門医を持っていると、専門医試験の前に自分の専門外も含めて眼科疾患を広く勉強したことがある最低限の知識を有する眼科医だと認識されます。眼科専門医を取るには特に地方では大学の医局に所属するしかなく、合わない人もいるかと思います。 (40代女性、眼科)
    • 取得するのが普通/当たり前

    • 研修病院で勤務する以上必須の資格になると感じています。 (40代男性、循環器内科)
    • 専門医を取得する位の最低限の努力もできない医師には自分なら診てもらいたくない (40代男性、精神科)
    • 専門医があるのが普通になっていると思う (30代女性、循環器内科)
    • 臨床において、産婦人科に関しては専門医は持っているのが当然の状況であるが、更新手続きが煩雑だと負担に感じる。(40代女性、産婦人科)
    • 取らない理由も特にないし、取ったほうが自分も周りもすっきりするから取る、という感じです。 (30代女性、小児科)
    • 子育て医師や女性のライフイベントへの配慮の必要性

    • 子育てしながらの取得や維持が困難だと感じます (30代女性、内分泌・糖尿病・代謝内科)
    • 特に育児や介護中の女性への配慮が感じられない制度で、ここに対策を講じない限り、取得者数は伸び悩むと思う。国家資格取得等にシフトチェンジする。 (40代女性、一般内科)
    • 妊娠出産子育てが入ると専門医取得が難しくなるので働き方の選択が狭まるので廃止して欲しい (30代女性、リウマチ科)
    • 転職をするときに専門医があることは手っ取り早くできることの証明ができてよかったです。しかし大学の方針で専門医を最短で取得する事を優先してライフイベントを後回しにしたために、現在不妊に困っており、後悔はないものの、やらせない思いがあります。専門医がなければいけない風潮はどちらも手に入れたい若い女医さんたちには選択を迫られるものとなりそうで、メジャー科からはさらにはなれていきそうで心配です。 (30代女性、内分泌・糖尿病・代謝内科)
    • 自分は男性だが、女性が出産・育児をしながらも取得できるような配慮・仕組みがあると良い(経験年数や経験すべき症例数など、専門医の質を担保しつつ、女性の仕事参加、キャリア形成と出産・育児が両立しやすい体制になると良いと考える) (30代男性、産婦人科)
    • 取得・維持の大変さ

    • 取得と維持に時間と金がかかり過ぎ、学会の儲けにしかなっていない。 (50代男性、眼科)
    • 更新が面倒になったので、次回まで更新してもう専門医は捨てても良いと思っている。専門医維持のために逆に勤務形態が制限されて困る。 (40代男性、麻酔科)
    • そのうち廃れる。取得や更新が厳しすぎて (30代男性、皮膚科)
    • 学位取得と並行して専門医取得は大変なのではないか (40代男性、病理診断科)
    • 専門医の維持のために、不必要な労苦が増えそうだと思う。ただでさえ、雑事が多いので、これから専門医を取得する人たちは大変だと思う。 (50代女性、健診・人間ドック)
    • インセンティブ

    • 専門医が手技を行うことによって、医療行為の対価の上乗せをすべきで、専門医の資格によって給料に反映するようにすれば、専門医の重要性が出てくる (50代男性、消化器外科)
    • 専門医の治療行為に対して何らかのインセンティブがあって然るべきと思う。 (40代男性、形成外科)
    • 専門医診療に対する、診療報酬での差をつけて欲しい (30代男性、救命救急)
    • 専門医になることへのインセンティブが必要。給与アップなど (40代男性、循環器内科)
    • 専門医を取る事でインセンティブが得られるような状況が理想。今のはただの学会のための集金目的と言われても致し方ないかもしれません。 (40代男性、心臓血管外科)
    • 学習機会

    • 専門医を維持するために勉強することで知識の更新に役立つ (50代女性、一般内科)
    • 試験のために一度は勉強することに意味は有るかと (50代男性、循環器内科)
    • 現時点では診療科に対する一通りの知識の整理が出来る、キャリアに一応箔が付く、転職などで不利にならないという以外にあまりメリットを感じません。 (30代男性、産婦人科)
    • ないと纏まって勉強する事がないし、見慣れない症例をスルーしてしまうので、あった方がよい制度と思う (30代女性、脳神経外科)
    • 知識をまんべんなく得る意味では良い 今までの学会専門医で十分 (40代女性、麻酔科)
    • 転職・就職時のメリット

    • 病理では就職条件に専門医資格の有無があったりします。 (50代男性、病理診断科)
    • 雇用側が医師を雇用する際に、手術や内視鏡検査など技術を必要とするような分野では評価の基準になってくるかと思う。 (40代女性、消化器内科)
    • 採用側の一つの評価となると思いますが、必ずしも臨床能力とは平行しないと思います (60代男性、脳神経外科)
    • 専門医であることでやや就職に有利だと思えます。そして勉強し続けるモチベーションにもなりやすい (40代女性、耳鼻咽喉科)
    • キャリアにおいては専門医の資格は取得していた方が将来、転職などを考える際には有利になると思う (40代男性、内分泌・糖尿病・代謝内科)
    • 新専門医制度への不満

    • 専門医機構が金集めをするシステムであって全く意味がない 制度が運用されるようになってから更新に必要なポイント集めするだけだけに学会が存在し、ポイントのない一般演題などほどんど聴講されなくなった (40代男性、放射線科)
    • もはや専門医機構の迷走ぶりから専門医取得には興味がなくなった。 (30代男性、一般内科)
    • 機構専門医の他に学会資格も取得せねばならず、更新にかかる費用が激増しました。また、審査料も資格毎に納めねばならず、その割には機構、学会共に認定証が新年度になっても一向に届かず、あの高額な審査料は一体何なのかと問いたくなります。機構専門医制度は一体誰得な制度なのでしょうか? (40代女性、麻酔科)
    • 現場の意見を積極的に聞き、反映させるべき。医療現場の状況をよく把握していない委員などが制度を変えている気がする。現場を無視すると、専門医機構の存在自体を医療現場が否定するような事態になりかねないと危惧する。 (50代男性、病理診断科)
    • 新専門医制度は本当にやめた方がいいと思う。 (30代男性、内分泌・糖尿病・代謝内科)
    • 利権・天下り

    • 麻酔科専門医に関しては、ひたすらに機構や学会が資金集めするための制度に成り下がってしまっているように感じるので、無意味だと思う。 (50代男性、麻酔科)
    • ただの集金システムになっていて魅力がなくなった (40代男性、精神科)
    • 厚生省の役人の利権からの脱却をはかってほしい。 (50代男性、リハビリテーション)
    • 天下り団体に貢いでいるだけで、能力の向上と判定になっていない。 (50代男性、麻酔科)
    • 厚労省のお役人の天下りに乗じた制度であり、現場の人間としたら迷惑です。学会も混乱したままです。 (40代女性、放射線科)
    • 地方での従事

    • 専門医の試験は勉強になりましたが、今後はへき地での勤務を義務化されるなど、政治的に利用される可能性が高いようです。ゆっくり勉強に専念できる環境ではなくなりつつあることは、若い先生にとって不幸なことであると思います。 (50代男性、眼科)
    • 地方に行かないと更新できないとか、医者の人権を無視しすぎ。 (30代女性、皮膚科)
    • 僻地義務など不透明な議論が多く不信感がある (20代男性、在宅診療)
    • 地方派遣などは強制すぎると思う (30代男性、消化器外科)
    • 新たに取得するものに対してのみ、僻地勤務を必須とするなどは公平性に欠けると思います (30代女性、健診・人間ドック)
    • 専門医の質を担保する制度からの乖離

    • 素直に良い研修がしたいという気持ちよりも配置や医局、制度上の都合が優先でやる気をなくしています。 (20代女性、形成外科)
    • 専門医の質の維持より僻地の医療資源の解消のための要因が大きくなったため、専門医の意味合いは乏しくなったと思われる (20代男性、一般内科)
    • 天下り組織にお金を落とすだけの専門医機構は不要。旧専門医の方が意味を感じる。 (40代女性、麻酔科)
    • 専門医資格を持っていることと、医師の力量とに全く関連はない。学会認定医にあっては、学会の集金システムの一部として機能しているものと認識していたが、専門医認定機構に移管されるにあたっては、天下り先の利権団体になったものと考えられ、正直なところ、専門医資格の認定や維持にかかるお金を払うことに不満感を伴うようになった。資格取得や維持の条件をいたずらに厳しくしたり複雑化していこうとする姿勢にも反感を抱く。 (40代男性、整形外科)
    • 本来、医療の質の担保で始まったはずなのに、いつの間にか専門医制度自体が利権の巣窟になりまた手段だったのが目的化している。日本医師会の反対も根強く、一旦、止めたら?、とは思う。 (40代男性、精神科)
    • 大学医局の復権

    • 非常に厄介な存在。これのカリキュラムのせいで仕事選択の自由が著しく奪われる。一方で診療報酬と絡める可能性があるといううわさもあり、軽視することもできない。事実上の医局人事復権となり、業者経由でのアルバイトや転職が困難になる可能性がある。 (30代男性、精神科)
    • 研修制度が変わり、医局に所属させたいがための新専門医制度だと考えています。実質医局に所属していないと取得できないので。女性医師だけでなく男性医師もライフプランと併せてキャリアを考える人が増えてきたため、ライフイベントがあっても取得しやすい環境になることを切に願います。 (30代女性、内分泌・糖尿病・代謝内科)
    • 専門医取得や維持に、大学医局に縛り付けられそう (40代女性、精神科)
    • 大学病院、基幹病院に医師を集めようとする制度だと思う。これによって専門医の質が高まるのか疑問。 (30代女性、内分泌・糖尿病・代謝内科)
    • 新専門医制度が原因で大学の力が増す (30代男性、整形外科)
    • その他

    • 脳外科に関しては従来より専門医制度は機能していたと思われ新専門医制度に移行するメリットは感じられない。 (60代男性、脳神経外科)
    • 専門医を取得しているからと言って医師の実力が測れるものではないが、内情を知らない患者さんからすると専門医があった方が安心なのだろうから、維持せざるを得ない。 (40代女性、小児科)
    • 無試験で専門医を取得した高齢の医師がいなくなれば専門医にも価値が出ると思う。 (50代男性、健診・人間ドック)
    • アメリカの専門医を取得しているが、新専門医制度では外国の専門医資格を日本に移行するのができなくなって非常に困っております。 (30代女性、一般内科)
    • そもそも“専門医”の資格自体に本質的な価値はないことは専門医が一番知っていると思う。博士号を取ることが当たり前では無くなったように“専門医も要らない”という価値観が当たり前になる可能性について学会や専門医機構は理解出来ていない。 (30代男性、放射線科)

新専門医制度の開始から3年が経過しましたが、今回の医師の調査からは課題が少なからずあることも改めて見えてきました。

専門医制度は多くの医師に影響を及ぼすものでもあるので、医師にとっても納得のいく制度にしていくことが重要と考えられます。

 

【参考】回答者の属性

調査概要

調査内容 新専門医制度に関する医師アンケート調査
調査対象者 株式会社メディウェルに登録している医師会員
調査時期 2021年4月12日~2021年4月30日
有効回答数 2,176件
調査公開日 2021年7月8日

 

年齢


回答者の年齢

 

性別


回答者の性別

 

診療科


回答者の診療科

 

地域


回答者の地域

 

主たる勤務先


回答者の主たる勤務先