東京都「島嶼医療圏」
二次医療圏
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地域によって様々な医師の転職市場。特に医師の募集状況や地域の特徴は二次医療圏ごとに異なります。
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東京都の二次医療圏「島嶼」の概要と特徴

1はじめに

〈東京から離れた海上にある離島群の集まる二次医療圏〉
東京都島しょ二次医療圏は大島町、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ヶ島村、小笠原村の2つの町と7つの村から構成される二次医療圏です。
この医療圏は東京都の東南方向にある海上の伊豆諸島と小笠原諸島から構成されており、伊豆諸島は伊豆半島から25km~650km離れた位置に存在する100余りの島の集合を指し、小笠原村を除いた8つの自治体が存在しています。一方小笠原諸島は東京から1000km離れた日本最東端・最南端に位置する30余りの島々を指し、小笠原諸島に存在する唯一の自治体は小笠原村となっています。小笠原諸島には30余りの島々が存在していますが、母島と父島という2つの島以外には定住者は存在していません。

2東京都島しょ二次医療圏の交通

〈本土や島の間との移動はおもに船舶、航空機を用いて行われている〉
東京都島しょ二次医療圏の伊豆諸島にある島々には東京港、横浜港、久里浜港、熱海などから貨客船が出港しており、定期航路によりこれらの港と行き来が可能となっています。また伊豆大島、三宅島、八丈島には羽田空港と行き来のできる航空便が運行しており、伊豆大島、新島、神津島は調布空港と行き来ができる便が運行しています。また、ヘリコプターによる輸送経路も確立されており各島の間をヘリによる輸送で行き来することができます。
小笠原諸島の場合父島・母島以外の島には公共交通機関は存在していません。父島・母島には東京港から周一度の割合で貨物船の便が発着しており、片道18000円から25000円程度の運賃で行き来が可能となっていて、父島には村営のバスも運行している状況となっています。

3東京都島しょ部二次医療圏の医師

〈東京都に属しているが人口分布や医療施設は東京都の他の医療圏に比べ特殊〉
東京都島しょ二次医療圏の面積は400.97平方キロメートル、人口は約2万8千人です。この圏域の人口密度は東京都の二次医療圏の中でも群を抜いて少なく、東京都内の他の医療圏と比べて10倍~250倍もの開きがあります。そして65歳以上の高齢者の割合も東京都の二次医療圏の中で最も高い数値となっており、高齢者の割合は30%近くとなっています。しかし病院は1つしか存在しておらず、診療所も19しか存在していません。
この医療圏唯一の病院は八丈島の国民健康保険町立八条病院で総病床数54、診療科は内科・外科・小児科・産婦人科が常設されており、その他の診療科は他の病院から月に何回か外来で行われている状態となっています。この二次医療圏の診療所数は全国平均値をかなり下回る状態となっていますが現在は無医村地帯となっている地区はありません。

4東京都島しょ二次医療圏の医師

〈法律により離島・過疎地域に指定されており補助などが受けられる〉
東京都島しょ二次医療圏の医師数は34人、人口10万人対で122.2となっていて、これは全国平均値を大幅に下回るデータとなっています。
この二次医療圏は地理的な条件により、医師だけでなく看護師などの他の医療従事者の確保も困難な状況となっていて、專門的なスタッフの不足が浮き彫りになっています。また相談員なども不足しており、適切な医療情報の入手も困難となっている状態です。
この圏域は離島振興法、過疎地域自立促進特別措置法によって離島指定がなされており、都によってへき地勤務医医師等確保事業による医師や自治医科大学義務年限医師の派遣が実施されています。また診療所勤務医には給与補助が受けられる制度も整えられており、眼科医や整形外科医、産婦人科などの専門医に対しても国・都からによる技術支援や経費補助が行われています。

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