都市部・郊外・地方に勤務する医師が感じる、各地域のメリット・デメリット

医師の仕事は全国さまざまな地域でありますが、都会で勤務するのと郊外や地方で勤務するのとではどのような違いがあるのでしょうか?医師のアンケートの自由回答[1]から、各地域のメリット・デメリットについて紹介します。

 

都市部・郊外・地方に勤務する医師が感じる、各地域のメリット・デメリット


 

都市部の勤務で医師が感じるメリット・デメリット

    • メリット(良い点)

    • 都市部なので交通の便が良い (40代男性、消化器外科)
    • 都会ではあり、文化的な生活を送っている人か多く、こちらの説明に対する理解度かいい (60代男性、消化器内科)
    • 都会的で洗練されている (30代男性、呼吸器外科)
    • 都会であり交通、買い物などが便利 (40代男性、内分泌・糖尿病・代謝内科)
    • 様々なバックグラウンドの方が受診してくれるので飽きない (40代女性、耳鼻咽喉科)
    • 地下鉄があり時間の遅れがほとんどない (40代男性、精神科)
    • 周囲に紹介先の高次機能病院が多い (40代女性、血液内科)
    • 公共交通機関で乗り換え無し。 (60代男性、呼吸器内科)
    • 都市部の方が飲食店やコンビニへのアクセスが良い。 (20代男性、在宅診療)
    • 都市なので店で患者に会わない (40代女性、内分泌・糖尿病・代謝内科)
    • デメリット(悪い点)

    • 都市部なので車が渋滞しやすい (40代男性、消化器外科)
    • 勤務先までの時間は短いが電車の乗り換えが多い。 (40代男性、循環器内科)
    • 都会なので、賃金水準低め。 (40代男性、泌尿器科)
    • 都心では駐車場がないので、雨の日はバス・電車と混雑する乗り物で行かなければならないこと。特にコロナ禍では。 (70歳以上男性、麻酔科)
    • 駅前のためにコンビニ受診が多い (50代女性、消化器内科)
    • 道が狭くゴミゴミしていて、運転し辛い。 (40代男性、産婦人科)
    • 権利意識が強く、不当な要求をしてくる患者が一定数存在する点 (40代男性、循環器内科)
    • 電車の通勤ラッシュがある (30代女性、呼吸器内科)
    • 人口密集地のため、バス遅延が多い (40代女性、産婦人科)
    • IQが高めのクレーマーが多い (30代男性、眼科)

郊外の勤務で医師が感じるメリット・デメリット

    • メリット(良い点)

    • 郊外なので電車が混みにくい。 (50代男性、一般内科)
    • 下り列車を利用するため空いており、通勤が楽である点 (40代女性、皮膚科)
    • 郊外なのでのんびりしている (40代男性、形成外科)
    • 都市部から郊外に通勤しているので、通常の通勤と逆経路になるため、電車でほぼ毎日座って通勤できること。 (30代男性、呼吸器内科)
    • 生活に必要な一通りの店がある (30代男性、健診・人間ドック)
    • 適度に都会の繁華街に近く、郊外の田舎にも近い (70歳以上男性、老年内科)
    • 少し田舎なので症例が豊富 (40代女性、消化器外科)
    • 人口あたりの病院数が少ないので、患者さんが少なくて困る事がない。 (40代女性、眼科)
    • 飲み屋がないため酔っ払いが来ない (30代男性、整形外科)
    • 自然が多くアクティビティーがいろいろあって楽しい (30代男性、皮膚科)
    • デメリット(悪い点)

    • 事務方、患者さん、など地元の方は男尊女卑が露骨。 (30代女性、乳腺外科)
    • 車でないと移動しにくい (40代男性、在宅診療)
    • 車の込み具合で通勤時間の変動が大きい (60代男性、一般内科)
    • 駅から遠い 周辺で渋滞が多い (40代男性、整形外科)
    • 雪が積もると通勤時間が長くなる (50代男性、心臓血管外科)
    • 飲食店のバリエーションが少ない (50代男性、消化器内科)
    • 特にないが、強いて言うなら若者が少なく、地域が高齢化してきている。 (40代男性、呼吸器内科)
    • 紹介先の大きい病院が少し遠い (30代女性、内分泌・糖尿病・代謝内科)
    • 公共交通機関があまり発達していない (40代男性、循環器内科)
    • 生活保護の患者さんが多く、関わる書類作成が多い (60代男性、一般内科)

地方の勤務で医師が感じるメリット・デメリット

    • メリット(良い点)

    • 地方だが空港が近く, 他県へすぐに移動可能であること (40代男性、循環器内科)
    • 指定席の特急で通勤できる (40代男性、脳神経外科)
    • いい意味で田舎で人的交流が多い (50代男性、精神科)
    • 地方はモンスターが少ない (40代男性、産婦人科)
    • 高速道路のETCインターに近い (50代男性、耳鼻咽喉科)
    • 穏やかな県民性で暮らしやすい。交通マナーが良い。排他的な雰囲気がない。 (50代男性、消化器外科)
    • 賃貸料や駐車場代が安価、中心部から車で1時間程度 (30代男性、呼吸器内科)
    • 比較的のんびりしている土地柄 (40代男性、神経内科)
    • 車でどこにでも移動可能 (30代女性、健診・人間ドック)
    • 自然が豊かと物価が安い (60代男性、小児科)
    • デメリット(悪い点)

    • 特長がない、人に言ってもわからない (40代男性、人工透析科)
    • 遠い、患者さんを高次機関に紹介するのが不便 (40代男性、神経内科)
    • 小さな地域社会なので、人同士のつながりが非常に濃い(同時に良い点になることもありますが) (40代女性、整形外科)
    • 田舎、古臭い体制の病院 (40代男性、小児科)
    • 近くに大きな商業施設がない (50代女性、健診・人間ドック)
    • 都市部へのアクセスが悪い (20代女性、救命救急)
    • 夜間の活動が制限される (60代男性、小児科)
    • 交通の便が悪い 海外に行くのに、成田までいくだけで一苦労 (30代男性、眼科)
    • 田舎なので車移動がメインだが、渋滞することがある (30代女性、循環器内科)
    • 公共交通機関が利用出来ない。 (70歳以上男性、その他診療科)

都市部・郊外・地方それぞれで勤務していて印象に残っている医師のエピソード

    • 都市部

    • 田舎から出てきた頃当初は、皆早足なのに驚き、歩くだけでぶつかることがあり、ぶつかっても謝らないので驚いた。 (40代女性、一般内科)
    • 夜中になるとガラの悪い人がたくさん出て来る (60代男性、小児科)
    • 働いている現役世代が多いので、説明へのレスポンスがいい (30代女性、内分泌・糖尿病・代謝内科)
    • 近年はインターネットで調べて来院する患者数が増えた (50代男性、整形外科)
    • 繁華街なので、勤務帰りに客引きが多い (30代女性、美容)
    • 目の前で飛び込みがありました (40代女性、整形外科)
    • 生活保護者多く、院内喫煙や無断離院等大変であった (50代男性、呼吸器内科)
    • ドヤ街が近いので、朝から酒臭い患者に対してほかの患者からクレームが付いた。 (30代男性、放射線科)
    • 芸能人やVIPも多く、特別扱いしてくれみたいな感じの人多い (20代女性、一般外科)
    • 近くの公園の桜がきれい (30代男性、小児科)
    • 郊外

    • 近くの人気住宅地が水害に弱いことが判明しました。 (50代男性、小児科)
    • 交通事故に巻き込まれて双方が興奮していた時に勤務先の親しい同僚が仲介に立ってくれた。 (60代男性、一般内科)
    • 自然が豊富で入り陽が美しい (70歳以上男性、一般内科)
    • 入院を契機に生活保護になる人が多くいる (30代女性、循環器内科)
    • 患者やその家族の理解力が悪い。 (50代男性、リハビリテーション)
    • 側道から突然出てきた自動車に衝突された (60代男性、小児科)
    • おもな駅からバスと書いてあっても、1時間に2本しかなく、タクシーもいないようなところで、困りました。 (50代女性、在宅診療)
    • 鹿が多い地域なので車と鹿がぶつかることが多い。アイスバーンなどで車がスリップすることもある。 (30代男性、皮膚科)
    • 朝の挨拶を、誰にでも掛け合う。気持ちがいい。 (60代女性、健診・人間ドック)
    • 寿司やもフレンチも美味しい店が多く充実している (50代男性、麻酔科)
    • 地方

    • あおり運転はほとんど遭遇しない。横断歩道で車がきちんと停止する。野菜や米のおすそ分けがある。 (50代男性、消化器外科)
    • 病院から休憩時間に参観日に行けたこと (40代男性、放射線科)
    • 21時には街の明かりがほぼ消える僻地中核病院 (50代男性、産婦人科)
    • 農家の高齢者のハウスダストに感作された (60代男性、循環器内科)
    • 最寄り駅JRまで2kmだが、夜間は街灯がなく真っ暗だった JRは乗ったら移動は早い (50代男性、耳鼻咽喉科)
    • 医療的な判断以上に、社会的な状況が優先される場合が多い (50代男性、呼吸器内科)
    • 帰宅中にイノシシと衝突 (40代男性、一般内科)
    • 都内では少ないマダニ症などは田舎で診る機会が多い (50代女性、皮膚科)
    • ご老人ばかりで、若い人が来ない (40代男性、一般外科)
    • 自然が豊かで、美味しいものも多い (30代男性、神経内科)

 

医師の勤務先の地域として都市部が多い傾向はありますが、上記の医師の回答でも見られるように、都市部・郊外・地方それぞれにメリット・デメリットや特色もあります。

合う、合わないといったこともあると思いますので、今回のアンケートを参考にしつつ、今の勤務先の地域が自分に合っているのかどうか一度見直してみるのもよいかもしれませんね。

 

【参考】回答者の属性

調査概要

調査内容 医師の勤務地選びに関するアンケート調査
調査対象者 株式会社メディウェルに登録している医師会員
調査時期 2021年10月18日~2021年10月29日
有効回答数 1,792件
調査公開日 2021年11月22日

 

年齢


回答者の年齢

 

性別


回答者の性別

 

診療科


回答者の診療科

 

地域区分


回答者の地域

 

 
<注>
[1] 主たる勤務先の地域に関する回答。