新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るう中、日本でも2020年4月~5月にかけて全国で緊急事態宣言が出されました。宣言自体は一旦解かれたものの、感染者は都内を含め引き続き発生している状況となっています。
長引く新型コロナウイルスの脅威やそれに伴う自粛は、医師の仕事にどのような影響を与えたのでしょうか?
2020年5月17日~5月28日にかけて実施した医師2,408名へのアンケート結果を紹介します。

目次
調査した医師の勤務先の状況
まず、アンケートに回答した医師の勤務先の状況は以下のようになっています。
以下、医療機関(病院・クリニック)で働いている医師を対象に勤務の状況について深堀りして見ていきます。
医療機関(病院・クリニック)の診療・業務の状況
医療機関で働いている医師を対象に、新型コロナウイルスの感染拡大や外出自粛の中での主な勤務先の診療・業務の状況について質問したところ、結果は下図のようになりました。
「通常通り営業」が51%と最も多く、次に「一部の診療や業務に制限がかかっている」が43%と多い状況です。「勤務時間を短縮している」(4%)、「全面的に休業中」(2%)は少ない結果となりました。
これを医師の勤務先別で比較すると下表のようになっています。
大学病院では「通常通り営業」(29.1%)よりも「一部の診療や業務に制限」(67.3%)が多い状況となっています。これは、大学病院ではコロナ患者の受け入れ先になっていることが多く、通常の外来診療や予定手術などへの影響も大きいことが要因として考えられます。
また病院に比較すると、クリニックでは勤務時間の短縮や全面的な休業をしている割合が高くなっています。
患者数や医師の業務量の変化
勤務先の医療機関での患者数の変化は、下図のようになっています。
患者数が少なくなったという回答が81%と最も多い結果です。一方、「特に変化は感じない」は17%、「患者数は多くなった」という回答に至ってはわずか2%となっています。
また、医師の業務量の変化についても回答を募ったところ、以下の結果となりました。
「業務量は減った」が54%と最も多くなっていますが、「特に変化は感じない」も33%、「業務量は増えた」についても13%と、患者数での減少に比べると、業務量の減少を感じる医師は少なくなっています。
これは、新型コロナウイルスの感染拡大への対応によって、患者1人当たりの業務量が増えていることや、直接の患者対応以外での業務が増えていることが要因として考えられます。
「業務量が増えた」診療科は救命救急と腎臓内科
患者数と業務量の変化について診療科別に比較すると、下表のようになっています。
患者数の変化(診療科別)
全診療科を通じて、患者数が減ったという回答の割合が最も高くなっています。その中でも特に減少の回答が多かったのは、健診・人間ドック(96.3%)、耳鼻咽喉科(96.2%)、小児科(94.8%)でした。
一方、患者数が減ったという回答が比較的少なかったのは、精神科(60.7%)、内分泌・糖尿病・代謝内科(69.1%)、泌尿器科(74.5%)となっています。
医師の業務量の変化(診療科別)
業務量は患者数に比べて診療科による傾向の違いが大きくなっています。業務量が減ったという回答の割合が最も高かったのは、健診・人間ドック(88.9%)で、次いで耳鼻咽喉科(80.8%)、消化器内科(78.5%)が高くなっています。
特に健診・人間ドックは、企業や学校などでの健診業務などが緊急事態宣言下でほとんど実施できなくなったために、業務に大きな影響が出たと考えられます。
一方、業務量が「増えた」とする回答が「減った」回答の割合よりも高かったのが、救命救急(増加:41.9%)と、腎臓内科(増加:37.1%)です。
処方日数の変更や予定手術の延期などの調整が効かず、新型コロナウイルスへの感染の疑いがある患者を最前線で対応する救急医療では、患者数の多少の減少よりも、感染疑いの患者対応や院内感染を予防するための対策の負荷の方が大きくなっていると考えられます。
また腎臓内科では、透析患者は緊急事態宣言下であっても定期的に通院が必要であるとともに、慢性腎臓病(CKD)など新型コロナでのリスクの高い患者の感染予防の対策などで業務量が以前よりも増えていると思われます。
医師のアルバイト勤務への影響
新型コロナウイルスの感染拡大や自粛に伴い、多くの医師にとって重要な収入源になっているアルバイト勤務(外勤)にも様々な影響が出ました。医師の自由回答(一部)では以下のようなものがありました。
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- 常勤施設から外勤禁止令が出ました。お世話になっているクリニックでも患者さんの減少でしばらく来て貰う必要がないと言われました。 (40代男性・耳鼻咽喉科)
- 医局指定のアルバイト以外禁止になった。 (30代女性・一般内科)
- 主たる勤務先よりアルバイトを控えるよう指示された。 (50代男性・呼吸器外科)
- アルバイト先のクリニックが電話診察中心になったためアルバイトが休止となった。 (40代男性・消化器内科)
- アルバイト先でコロナの院内感染が起きてしまい、行けなくなった。 (30代女性・循環器内科)
- アルバイト先は、コロナの影響で経営縮小となり、非常勤の私はリストラされました。 (50代女性・美容)
- 常勤先でクラスターが起きたため、自主的にバイトは自粛した。 (30代男性・救命救急)
- アルバイト先の環境が信頼できず、バイト量を減らした。 (50代男性・小児科)
- 自分が感染しないように自主的にアルバイトを控えている (50代男性・精神科)
- 時給が減った (50代女性・眼科)
- 給料が半額になった。 (30代男性・小児科)
- 非常勤の給料が減給(一時的と言われたが)となった。 (50代女性・整形外科)
- 患者数は減ったが、勤務は継続するようお願いされている (30代女性・乳腺外科)
- 直接言われてはいませんが、患者数が少ないので、病院経営から考えるとアルバイトは身を引いた方がよいかとも感じます。 (40代男性・神経内科)
- バイト先は業務量が減って仕事時間が短縮し,実質的な時給が上がった。 (50代男性・病理診断科)
- 学校が休みのため、健診等がキャンセルになった。 (60代男性・小児科)
- 健診センターの休止にともない、休業の指示がでた。 (40代女性・健診・人間ドック)
- 健診業務がほぼすべてなくなった。 (40代男性・一般内科)
- 県外への勤務が基本禁止になった (30代女性・放射線科)
- 県外の移動をするのに罪悪感を感じる (40代女性・麻酔科)
- 違う県だと採用されず、募集自体も減っており、なかなか探すのに苦慮している。 (30代男性・一般内科)
- アルバイト先が県内であるため影響は全くない (30代男性・救命救急)
- 勤務先からの圧力はないが、スポット等の募集案件自体が少なくなった気がする (60代男性・脳神経外科)
- 休業手当を支給できる法人とできない法人、クリニックの法人と経営者のレベルがよくわかった (50代女性・婦人科)
主たる勤務先や医局からの差し控え要請・禁止
アルバイト先からのキャンセル
自主的な自粛
減給
患者数の減少
健診業務の中止
県外の勤務への影響
その他
医師の勤務やキャリアへのその他の影響
医師の常勤先の医療機関の状況やアルバイト以外でも、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、医師の勤務や今後のキャリアにおける様々な面での影響が出ています。以下に、医師の自由回答の一部を紹介します。
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- 研修会が中止になった。認定更新のためのポイント不足が懸念される (60代男性・一般内科)
- 学会が延期になって専門医の更新単位が取れない。 (50代女性・心療内科)
- 学会での講演がキャンセルになり、モチベーションが下がる (50代男性・整形外科)
- 脊椎脊髄外科専門医試験が中止 (30代男性・整形外科)
- 専門医試験が中止になりました (40代女性・循環器内科)
- サブスぺの専門医試験が中止になった (30代男性・精神科)
- 学会がオンライン開催になった (40代男性・麻酔科)
- 学会での専門医更新の単位取得がオンラインになり,楽になった。 (50代男性・病理診断科)
- 学会がオンラインになったことで、逆に利便性が向上した。 (30代男性・放射線科)
- 非常勤のDrが来れなくなり、常勤の業務量が増大 (60代男性・皮膚科)
- 感染予防対策の業務が増えた。 (40代男性・精神科)
- 組織の仕事が増えて、学業が滞っている (40代女性・乳腺外科)
- 就職活動がやり難くなった。相手方の病院にコロナ感染が発覚して、就職のための面接の予定が立て難くなった。 (60代男性・脳神経外科)
- 就職活動の面談が出来なくなった (50代男性・一般外科)
- まさに転職活動を始めた時期でしたが、募集が減少して苦労しています。幸い良いご縁があってなんとかなりそうですが。学会の中止が重なり、専門医維持のための講習受講が滞っており対応してもらえるのかが心配です。 (40代男性・耳鼻咽喉科)
- 手術症例数が減り、専門医修練に影響があった (30代男性・婦人科)
- コロナ以外の経験したい症例が減った (30代女性・腎臓内科)
- 症例が少なくなり修練が積めない (50代男性・一般内科)
- 異動が延期になった。 (30代男性・その他診療科)
- 部下の教育がしづらい。部下に回すべきバイトが減った。コロナが怖い妊婦女医が医局を辞めたため、当院から1人異動となり人数が減ることになった。 (30代女性・皮膚科)
- 医局内で開業予定であった医師が開業を延期した。その影響で医局人事が変わった。 (40代男性・耳鼻咽喉科)
- 学会が延期になった。開業しようと思っていたが迷っている。 (30代女性・乳腺外科)
- 開業予定であったが、延期となり目処が立たない (40代男性・小児科)
- 今後自身の専門分野で開業を検討していたが、方針を迷っている。 (40代男性・消化器内科)
- 精神的に緊張感は増した。 (60代男性・一般外科)
- 研究ができなくなった。 (40代男性・一般内科)
- 麻酔導入の方法を変えている (30代男性・麻酔科)
学会や研修会の延期・中止
専門医試験の延期・中止
学会・研修会のオンライン化
主たる勤務先での業務の増加
転職・就職活動への影響
症例数の減少
医局人事の変更
開業の延期
その他
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う勤務先の対応への満足度
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、勤務先の対応への満足度について、医師の回答は下図のようになりました。
「満足している」が20%、「どちらかといえば満足している」が49%と、計69%の医師が勤務先の対応に一定程度満足している結果となっています。
これを診療科別で見るとどのようになるでしょうか?「満足している」「どちらかといえば満足している」を「満足」、「あまり満足していない」「満足していない」を「不満」として、満足、不満のそれぞれの比率を診療科別に算出したところ、下表のようになりました。
全診療科の中で、救命救急のみ「不満」が58.1%と「満足」よりも多い結果となっています。
勤務先の対応で医師が不満な点
上記で「不満」と回答した医師は、勤務先の医療機関の対応のどのような点に不満を感じたのでしょうか?自由回答の一部を以下にご紹介します。
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- 集合医局内で感染予防をしない(マスクをせずに咳をしたり、汚い手で共用パソコンを使用する)医者が異様に多いにもかかわらず、病院に訴えても指導しない。院内感染がいつ起こっても不思議ではない。 (40代男性・麻酔科)
- 病院としてコロナにどのように対応しているか見えてこない。病院の方針として手術等の受け入れの条件を決めていない (40代女性・形成外科)
- 動線を分ける感染予防対策が十分でない (60代男性・心療内科)
- マスクは、週1枚の手渡し支給で困っている上、消毒液の節約のためあまり使えない。 (60代女性・婦人科)
- 院長は風邪症状は診ない。なのにマスクや消毒を自宅に持ってかえってスタッフに回さない (40代女性・一般内科)
- 感染防御に係る資器材供給と院内体制不備 (50代男性・救命救急)
- 時差通勤をしていて、朝早く出勤しているが終業時間は変わらず1日11時間半勤務している。密な朝礼を続けている。 (40代女性・一般内科)
- 格安の給与の大学院生の負担が増やされているが、万が一感染した時の補助等はない。 (30代男性・乳腺外科)
- 当直が増えた (30代男性・精神科)
- さらに働く医師とそうでない医師がはっきりしている。仕事量は増えている。 (40代男性・神経内科)
- 一部の科だけがコロナチームとしてかりだされている (30代男性・放射線科)
- 新型コロナウイルス対応を内科のみに押し付けられる。新型コロナウイルス対応を行っても特別な待遇はない。 (30代男性・内分泌・糖尿病・代謝内科)
- 病院の経営が少し悪化して、マスクやフェイスシールドなどの防護用品は自己で購入 (50代男性・腎臓内科)
- 外勤禁止の徹底はあるが、給与面での補償なし 外勤先との連絡や調整は個人の責任でするように言われた (30代女性・皮膚科)
- 給与を急に半額に減らされたこと (30代男性・小児科)
- 危険手当がない。昇給がなくなった (30代男性・内分泌・糖尿病・代謝内科)
- COVID疑いを連日診療しているのに、危険手当がない (40代男性・救命救急)
- 感染リスクに対する金銭補償がない (40代男性・婦人科)
- 休業前に休業手当について聞いたが、申請うんぬんと、かわされた (50代女性・健診・人間ドック)
- 休業補償が一切なかった (40代女性・消化器内科)
- 休業補償なし (40代男性・消化器内科)
- 患者が来ないのを医師の努力不足のせいだ、と言う点 (40代女性・麻酔科)
- 大学院生をcovid診療に従事させようとしている (20代男性・脳神経外科)
- 教授が全く無知のため 初期の頃 カンファレンスや手術など平常業務を継続していた。全く信じられない状況であった。GW頃に手術が止まったが、逆に手術が継続されていたら チームからの感染者が出ていたと思うとぞっとする このような方針の教授には従えないと思った (50代男性・心臓血管外科)
感染対策の対応
物資の不足
負担増・長時間勤務
勤務負担の偏り
給与・待遇の悪化
危険手当がない
休業補償が出ない
その他
感染拡大に伴って医師個人として気を付けていること
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、医師個人としてはどのようなことに気を付けているのでしょうか?自由回答(一部)では、以下のようなものが寄せられました。
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- 手指消毒の徹底。常時マスクの着用。外来診療および病棟診療ではN95マスクを着用している。 (40代男性・一般内科)
- 院内でのスタンダードプリコーションの徹底、院外での一般的な感染予防。単身で職場徒歩圏内に転居した。 (30代女性・精神科)
- 自らの感染予防、外来診察時距離確保に換気徹底 (50代男性・呼吸器外科)
- 感染対策は気をつけている。ソーシャルディスタンスは特に通勤時間は神経使っている。 (50代男性・小児科)
- 通勤を車にした。診療中は眼鏡装用にした。手指や器具などの消毒に気を付けた (50代女性・眼科)
- 電車通勤を避けるために、車を購入した (60代男性・麻酔科)
- 家でもマスク着用、家族と別部屋で寝る、車通勤に変更 (40代男性・消化器内科)
- 勤務後は家族に会う前に入浴して全身を洗い流している。 (40代女性・小児科)
- 家族を実家に避難させ、単身赴任状態とした。 (30代男性・救命救急)
- 外食をしない。友人と会わない。手洗いを以前にもまして徹底させている。 (60代男性・一般内科)
- 仕事以外に外出しない、買い物は週1買いだめ (30代男性・麻酔科)
- 自分がり患しないように外出を控え予防を徹底している。 (40代男性・消化器内科)
- 過剰な報道に惑わされず、論文をきちんと読んで客観的な事実を把握するよう努めている。 (30代男性・血液内科)
- 防護具が不足しているので、気をつけようがありません。いつかは罹患するものと諦めています。 (40代男性・循環器内科)
- 最前線で仕事しているわけではないが、いつ前線に出ても大丈夫なように最新の知識を吸収するようにしている (30代男性・消化器内科)
院内での感染対策
通勤・移動時の感染対策
家庭での感染対策
外出の自粛
その他
コロナ禍の中で、医師が本当に必要とする社会的な支援とは?
新型コロナウイルスが拡大している中で、様々な支援やエールが医療従事者に対して送られています。ただ、医師など医療従事者が本当に必要としている支援でなければ、むしろ現場に悪影響を及ぼすことも考えられます。
実際に医師が必要とする社会的支援はどのようなものなのでしょうか?以下に、自由回答の一部を紹介します。
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- リスクがあり、やはり経済的な手当がされるべき (30代男性・整形外科)
- 疑い含む、コロナ専門医療従事者には厚い手当てがあるべき (30代男性・消化器外科)
- コロナの第一線で診療している医療従事者への金銭的支援。 (30代女性・一般内科)
- 感染防止のためのゾーニングや個室化などの設備投資に対する 金銭的援助。 (50代男性・呼吸器外科)
- クリニックの減収に対する経済的な支援 診療に対する危険手当 (40代男性・眼科)
- 医療機関も収支が悪化しており経済的支援が必要 (40代男性・消化器内科)
- 個人防護具、マスク、アルコール消毒の十分な支給 (30代女性・神経内科)
- コロナ防護装備の潤沢な配備 (60代男性・健診・人間ドック)
- 感染防護具のストックが必要 (50代男性・消化器外科)
- 寄付や感謝の表明はありがたいが、結局のところ医療機関や医療従事者に対する一番の支援は、外出自粛やマスク、咳エチケット、手洗い、消毒を徹底して感染拡大予防に努めてもらうことだと思います。 (30代女性・皮膚科)
- とにもかくにも 感染の危険性をあげる行為を慎むこと (50代男性・健診・人間ドック)
- 感染者数を増加させないような生活様式の徹底 (30代男性・内分泌・糖尿病・代謝内科)
- 医療従事者に対する偏見がないようにしてほしい。 (60代男性・一般内科)
- 医療従事者やその家族に対して差別する風潮がないようにして欲しい。 (30代男性・循環器内科)
- 罹患した時には頼りにするのに、医療従事者をばい菌扱いのようにするのは間違っている。普通に接して欲しいと思う。社会全体としてそれを後押ししてほしい。 (50代女性・健診・人間ドック)
- 風評被害がでないように正確な情報を伝えてほしい (50代男性・整形外科)
- 医学的に正確な情報提供 (50代男性・ペインクリニック)
- マスコミの扇動的な報道を規制する (40代男性・耳鼻咽喉科)
- 不要な受診を避けてほしい。 (30代男性・循環器内科)
- 無駄な受診を控えること (30代男性・皮膚科)
- 不要不急の受診を控えてほしい (30代男性・血液内科)
- 理想を言えば、コロナだけの病院があるといいと思いますが (40代男性・麻酔科)
- コロナ対策病院とそれ以外の病院できちんと分ける必要がある (40代男性・形成外科)
- 感染症の専門病院を作るべき (50代男性・一般内科)
- 対応したスタッフが家に帰れない場合の宿泊先を確保してほしいです。 (40代女性・整形外科)
- 精神的な余裕がなくなりますので、自分の休養取れるようにしていただきたいです。 (40代男性・形成外科)
- オンライン診療への社会的環境整備と医療者への教育,および一般的な危機管理教育の普及、必須化 (40代女性・産科)
医療従事者への経済的な援助や補償
医療機関の感染対策や経営悪化に対する支援・補償
物資の提供
各人の感染予防の徹底
医療従事者や家族への偏見・差別をやめる
報道・マスコミでの取り上げ方
不要不急の受診を控える
コロナ専門病院の設定
その他
緊急事態宣言が明けた2020年7月現在でも、新型コロナウイルスの感染者は継続的に発生しており、未だに収束が見えない状況です。最前線で診療に当たっている医師などの医療従事者をはじめ、医療を支えているあらゆる人達が安全に、かつ継続的に仕事できる環境を整えていくことが、今後ますます重要になってくるものと考えられます。
【参考】回答者の属性
調査概要
調査内容 | 新型コロナウイルスの医師の勤務への影響に関するアンケート調査 |
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調査対象者 | 株式会社メディウェルに登録している医師会員 |
調査時期 | 2020年5月17日~2020年5月28日 |
有効回答数 | 2,408件 |
調査公開日 | 2020年7月14日 |
年齢
性別
診療科
地域