外科専門医をお持ちで、サブスペシャリティーの資格を取得したい希望があれば、症例数が積めるかどうかがポイントになります。特に全体としての症例数が多くても、人数が多くて一人あたりに換算すると数が集まらないというケースが少なからずあるため、その点もしっかり確認しておくことが必要です。
また、専門医取得の実績が無ければ、教育・指導体制の整備がされていない可能性があるので、確認しておくことが必要です。
更に症例数が多く体制が整備されている医療機関は概ね人気が高いため、給与水準や条件が厳しいことがあります。そのためより良い条件で転職するために、紹介会社のコンサルタントをぜひ活用してみてください。

大学でのハードワークに疲れた、家庭の事情で働き方に制限があるなどの先生には、予定オペで定時終了が可能、体制とフォローが充実しているため残業がほとんどない求人を探すとご希望にあった働き方ができると思います。
当直やオンコールに関しても、求人票には記載がなくても、免除されている先生の実績があったり、医療機関側の判断でフォロー体制をつくってくれることもあります。
また、週4日で勤務可能などの融通性もあれば環境が良いことの判断基準になりますので、漏れなく確認することが必要です。
表に出にくい情報の収集や、お一人では言いにくい条件交渉などは、プロのコンサルタントにお任せ下さい。

将来独立開業をお考えの先生には、まず理事長や院長の方針や考え方で開業に関するノウハウが学べそうか、また、実態として複数の医療機関の運営をしているかどうかがポイントになります。
医師としてのスキルよりも土地の選定や市場調査、資金調達に関するノウハウがあれば将来的に役立てられる可能性が高いため、当然ですがおさえておくべきポイントは勤務医とは異なります。
また、来たるべき開業のシュミレーションとして、駅前立地なのか、住宅街なのか、受付時間による患者層はどう違ってくるのかもおさえておくと参考になるかと思います。メディウェルには、開業ノウハウを求める転職をご希望の先生の実績も多数あります。お気軽にご相談ください。

現在の給与に不満を感じている、または、ハードワークの割に給与が低いと感じている先生には、現在だけでなく、先も含めた給与に着目してほしいと思います。医療機関側からみれば、症例が集められて患者さんが来れば出し惜しみはしませんが、本音では実績があがるのかが不透明という声があります。正当な評価と昇給はどの程度なのかが抑えるべきポイントになると思います。
むしろ最初から法外に高い給与の医療機関は将来赤字になる可能性やかなりのハードワーク、昇給がほとんど無いなどの裏がある場合も多いので確認することをおススメします。
また、通勤時間があまりにも長い場合はその分働いたとすると給与はかわらなかったり、拘束時間が長すぎて体を壊しまた転職するなどもあるので、あくまでバランスの良い医療機関を見極めていただくことが大切です。