医師の給料について

医師の給料について、医師と言えば高い給料をもらっている高給取りの職業というイメージが強いものですが、その実情はいったいどういったものとなっているのでしょうか。

ある統計によると医師の平均年収はおおよそ1500万円ほどで、日本のサラリーマンの平均年収が400万円ということを考えるとその3倍以上となり、確かに高い給料をもらえる職業であると言えるでしょう。医師になったばかりの頃の医師の給料は年収300～400万円程度で、この段階ではサラリーマンとあまり大差が無いように見えます。

しかし、3年目には700万円、5年目以降は1000万円以上とどんどん医師の給与は上がっていきます。ただし中には元々年収の低い医師もいます。大学病院に勤務している医師の中で教授職など以外の役職の無い医師の給与は非常に少ないものとなっています。

大学病院は医師を育てるという機能があり、若い医師にとってはその大学病院で研修を受けたというネームバリューがあるため、医師が地方などから集まり、わざわざ給与を上げる必要がありません。それゆえに大学病院に勤務する若い医師は大変な薄給で働かされているという実情があります。

給与の安い医師とは逆の場合になりますが、医師が不足している地域で働いている医師は高い給与をもらっていると言えるでしょう。さらに、専門性の高い分野を学んだ医師であればあるほどもらえる給与は上がります。

つまり医師が不足している地域である埼玉や千葉などではもらえる給与があがり、そして専門性の高い分野を学んだ医師であれば3000万円を超える高い年収を得ることもできると言われています。