医局と勤務医
医師の平均年収は、平成22年度のデータを見てみると、1141万円となっています。
月収が平均で88万円、ボーナスが年間に91万円支給されるのが平均といいます。
しかし、医師といっても、どこで勤務をしているかによって、給料も変わってくるといわれています。
研修医の段階では、どこで働いていても大きな差はないです。たいていの人は、300~400万円程度の年収です。
一般的なサラリーマン並みの給料をもらいます。
そこから大学病院の医局勤務になるか、市中病院の勤務医になるか道が分かれるのはご存じのとおりです。
ここで給料も大きなターニングポイントを迎えます。
大学の医局の場合、20代後半から30代前半で300~600万円程度が平均的な年収になります。
その後は、昇格できるかどうかで給料が決まります。講師になれれば、700万円程度になり、助教授になると800万円台の年収を稼げます。
そして教授になると、1000万円前後の年収を稼ぐことができるようになります。
では市中病院の場合はどうでしょうか?
研修医を終えた段階の給料は年収で600~800万円程度が相場のようです。
ここから先は勤務年数などによって、給料が決まります。
10年以下のキャリアの医師で1000万円程度の年収を稼ぐことができます。
部科長クラスになると、1500万円程度の年収を稼げます。
そこからさらに院長になると、年収がときには2000万円を超えることもあります。
収入だけで比較をした場合、市中病院の勤務医になった方が有利といえます。
しかし大学病院で勤務しているステータスも捨てがたいという意思は多いようです。
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