初期研修医の指導医になること
初期研修医は、まだまだ医師の卵といっていいと思います。
初期研修医に対して、指導医がつくわけですが、これがなかなか大変です。
初期研修医の場合、医学部でいろいろと実習をしているかもしれませんが、医療の現場ではいろいろと大変なことが起きる可能性があります。
その中で、治療をさせてみたところ何かミスをする可能性は十分にあります。
初期研修医を含め、5年目までの研修医であれば、いろいろなミスをする可能性があるわけです。
もし、初期研修医がミスをした場合、その上に立っている指導医が責任を負わないといけない可能性が出てきます。医師である以上、医療ミスを犯す可能性はあります。
自分で犯したミスであれば、それはきちんと責任を取る覚悟を持って仕事をしている人が大半のはずです。
ところが、自分のミスではなく、指導しているとはいえ他人のミスで、何らかの責任を取ることは正直納得できないと考えている人は多いです。
このため、指導医を任されると気分が沈んでしまうという人も少なくないようです。
確かに研修制度を経験しなければ、医師が一人前として成長することは難しいでしょうが、指導医になってみると、「下に医師などつけないでもらいたい」と感じる人も少なくありません。
たとえば医師でも時々出張をすることがあります。出張をするときには、完全単独行動をとることが一般的です。
この時に羽を伸ばして、日ごろのストレスを解消しているという医師もいるくらいなのです。
もちろん教えることが好きな医師がいて、指導医になることを喜ばしく思っている人もいるでしょうが、初期研修医の皆さんには、指導医になることに気乗りをしていない人もいることを理解しておくといいかもしれません。
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